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17
2012

[No.9] ミッション: インポッシブル/ゴースト・プロトコル(Mission: Impossible/Ghost Protocol) <78点>

CATEGORYアクション
Mission Impossible Ghost Protocol



キャッチコピー:『不可能を越えろ。』

 不可能を可能にする男。
 四度目の任務。
 最後の悲哀。

三文あらすじ:秘密諜報機関IMF(Impossible Mission Force)のチームによってモスクワの刑務所から脱出させられ、新たなチームリーダーとなったイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、コードネーム「コバルト」の正体を探るためクレムリンに潜入するが、ミッションは失敗、クレムリンは爆破される。この事態を受けた米大統領は「ゴーストプロトコル(Ghost Protocol)」を発動、IMFは解体され、イーサンたちはテロリストとして追われることになる。「コバルト」の正体を突き止め、自らの疑いをはらすため、イーサンは四度(よたび)不可能な作戦(Mission Impossible)に挑む・・・

 
~*~*~*~

  
 砂嵐の中、イーサンを中心にチームメンバーが並ぶというデザインのヴァージョンもあり、そちらがメインのポスターと思われるのだが、筆者は上に貼り付けたパターンの方が気に入っている。本作では、『ミッション・インポッシブル』シリーズのポスターでお決まりだった、イーサンの大写しの横顔というデザインのものが無いようだ。後述するが、“お決まり”というものは大事にしてもらいたい。
 また、キャッチコピーは今さら感を禁じ得ない。イーサンは今までも不可能を越えてきたのだし、越えられなかったら映画にならないではないか。

 さて、本作の内容についてであるが、まず、オープニングが素晴らしかった。
 IMFチームがモスクワの刑務所からイーサンを救出、地下道を逃げる途中に、イーサンがチームメンバーの一人をふり返り、刑務所を爆破するための点火を指示する。

 「Light The Fuse.」

 すかさず、お馴染みの導火線オープニング。これはいい。タイトルの出し方だけで言えば、シリーズ最高峰。最高だった1に匹敵する。
 ちなみに、確か1は「成功だ。」、2は「行き先を行ったら、休暇にならない。」、3は「10(テン)。(銃声)」でタイトル登場。筆者の中では、2は無かったことになっているのだが、オープニングだけで言えば2は本作の次に格好良かったかもしれない。

 ただ、本作は肝心のミッション部分が1や3に劣る。

 本シリーズが007と肩を並べるスパイ映画として映画史に残っているのは、007とは一線を画するスパイ像とミッションのあり方を提示したからである。派手に女をはべらし、偽名を使わずにホテルを利用し、敵にすぐ見つかってはとっくみあいを始める、そんな秘密諜報部員とは名ばかりのジェームズ・ボンドとは違い、イーサン・ハントは実に真面目なスパイである。黒髪短髪でミッションの際にはメガネを着用し(これはその必要性があったからだが。)、一途に女を思い続けた末に裏切られる。何よりミッションが緻密だ。孤高のヒーロージェームズ・ボンドとは違い、イーサン・ハントは事前に綿密な計画を立て、チームメンバーとの見事な連携によって、敵に見つかるかどうかというギリギリを攻める。特に有名な第一作のCIA潜入ミッションは本当に手に汗握る秀逸なシークエンス。3でのバチカン潜入ミッションも彼らのチームワークをテンポよく描けていて良かった。

 確かに本作でも手に汗握るミッションは多い。
 世界一高いビル”ブルジュ・ハリファ”でのミッションは本作の目玉であり、実にハラハラする。しかし、イーサンがビルの外壁をペタペタ上るというくだりは、ミッションに必然のパートではなく、あろうことか事前の調査不足が招いた失態だ。よく思い返してみれば、手に汗を握っていたのは筆者が高所恐怖症だからだったのではないか。そうなると、いくらイーサンがピンチになってもこちらとしては、いや、それ、お前らのせいやん。と、冷めた視線を送ってしまう。
 ミッションにピンチは付きもので、それがないとおもしろいミッションとは言えないのも確かなのだが、それにしたってこのシーンのピンチは、真面目で緻密なイーサン・ハントの良さが全く感じられないものだった。

 それと、列車内のアジトに入るための網膜認証中に列車が動き出すシークエンス。これは明らかに不要だった。馬鹿馬鹿しすぎる。とにかく本作は、しょーもない小ギャグシーンが多いのだ。イーサンはもっと真面目だったはずだろう。

 ところで、本シリーズでは、あの有名な、天井にぶらさがったイーサンが地面すれすれで停止するシーンがシチュエーションを変えて毎回登場するというのが、3までのお決まりで、筆者は作り手のこの遊び心をとても気に入っていた。2では製薬会社のビルに潜入するシーン、3ではバチカンの外壁を越えるシーンで見ることができる。
 しかし、本作に関しては、この“お決まりシーン”がどこにも無かったように記憶している。もしかしたら筆者が見落としているだけかもしれないが、もし本当に無かったのなら残念至極である。

※再鑑賞時追記:“地面スレスレで停止するシーン”は、一応、磁気スーツを着用したブラントが担当していた。しかし、これは“宙づり”ではないし、そもそもイーサンが行わなければ、お決まりの良さは半減だ。

点数:78/100点
 アクションはスピーディでスケールもでかい。さらに、お馴染みのテーマソングが流れれば、もうワクワクせずにはいられない。しかし”インテリスパイ”であるはずのイーサン・ハントがうっかりしてアクシデントに見舞われる様を2時間見せられるくらいなら、続編など作らないほうがよかったとさえ思う。イーサンとその妻が選んだ道もなんだか無駄に切ない。2人には3のハッピーエンドのまま幸せになって欲しかった。真面目に頑張っているのに、なんと報われないスパイ。最後に「ミッション完了!(Mission Accomplished!)」と言わせたということは、このシリーズももう終わりだろうか。そろそろイーサンを休ませてあげて。

(劇場鑑賞日:2011.12.27)
(劇場:OSシネマズミント神戸)










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Tag:スパイ大作戦 劇場鑑賞作品 ダメな続編

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