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2012

[No.102] プレデター(Predator) <85点>

CATEGORYアクション




キャッチコピー:『この夏、”死のハント”が始まる!』

 密林のファースト・ラウンド!
 誇り高きスペース・ハンター vs 史上最強の州知事!

三文あらすじ:アメリカ軍特殊救出部隊隊長アラン・ダッチ・シェイファー少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、かつての戦友であるCIAのジョージ・ディロン(カール・ウェザース)から、南米のジャングルでゲリラに拉致されたアメリカ合衆国の要人救出作戦を依頼される。部隊を率いて現地に降り立つも、そこでとても人間業とは思えない無残な惨殺死体を発見するダッチ。深く生い茂るジャングルには、彼らを狙う宇宙からの捕食者(Predator)”プレデター”が潜んでいた・・・


~*~*~*~

 
 遂にアメリカ公開を迎え、8月24日の日本公開が今や遅しと待たれる”エイリアンシリーズ”エピソード0『プロメテウス』。シリーズ最終作から早や15年、エイリアンの生みの親リドリー・スコットが作り出したシリーズ1作目からは、実に30年以上もの歳月を経て語られるその前日譚(プリクエル)。まぁ、正確にはシリーズから独立した話であるらしいが、明らかに”スペース・ジョッキー”らしきものが映ったトレイラーを観てしまったからには、エイリアンファンなら待ちきれなくて当然だ。

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 と言う訳で、まだ2ヶ月程先の公開日までに”エイリアン”を一からおさらい。まずは、エイリアンとは種族間で永遠のライバル、ファンの間で”プレ様”と崇め奉られる程の孤高のハンター、『プレデター』を観てみよう。

 まず、監督に注目。そう、筆者が愛して止まないアクション映画の金字塔『ダイ・ハード』を世に送り出したジョン・マクティアナンである。
 ”プレデター”というSF映画界屈指の名キャラクターだけでなく、作品自体としても未だに多くのファンの心を掴んで離さない本作が、彼のデビュー作というから驚きだ。そして、デビュー作にして既に『ダイ・ハード』に通ずる”マクティアナン・スタイル”が垣間見えるのも本作の特徴の1つ。

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 『ダイ・ハード』におけるアクション映画としての最大の特徴は、筋骨隆々ゴリマッチョな主人公がチャンチャンバリバリと大振りの銃器で敵を蹴散らしていく、というそれまでのマンネリスタイルを打破した点。同作の主人公ジョン・マクレーンは、妻とは破局間近の疲れた中年刑事。そんな彼が、突如巻き込まれたナカトミ・ビルでのテロリストとの攻防に、悪態をつきながらも知恵と勇気と努力で勝利していく。

 このような”劣勢の主人公が策を弄して敵を討つ”というアクション・スタイルは、既に本作で顕著。銀河を股に掛ける狩猟民族にして宇宙最高のハンターであるプレデターに対し、終盤、銃器を全て失いナイフ1本になったシュワちゃんは、周りの樹を切ったり削ったり吊したりしてせっせと罠を張り巡らせる。まさにジャングルの日曜大工シュワちゃん。準備万端と宣戦布告の雄叫びを密林に轟かせるシーンは、いつ見ても格好いい。しかし、敵は人類にとって捕食者(Predator)であり天敵(Predator)である最強エイリアンなのだから、いくら史上最強の州知事だからといってそう易々と勝てるものではない。ボロボロのシュワちゃんは、ひーひー言いながら最後の大罠で何とかかんとかプレデターを倒すのであった。このシュワちゃんの雄姿こそが、後のジョン・マクレーンである。

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 SF的キャラクターとしてのプレデターについては、もはや今更筆者が言うことは何もないだろう。Wikipediaにも非常に多くの種類が掲載されているし、武器から母星から生態から極めて詳細な検討がなされたファンサイトなども存在する。ちなみに、本作で登場するプレデターは1体のみで、プレデター・ウォーリアーという最もオーソドックスな種類らしい。

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 装備も至ってオーソドックスで、肩に装着したプラズマ・キャスターと右腕に装着したリスト・ブレードのみ。そういう点で、最も”男気溢れたプレデター”が本作の彼であると言えよう。

 『プレデター』と言えば、やはりこの台詞。

 「You're one…ugly motherfucker!」

 敵を強者と認めた場合のみその相手に素顔を見せるというプレデターが、自身を相当苦しめたシュワちゃんに対してその”醜い素顔”を晒したシーン。製作者が”カニ”をイメージしたというフォルムは、確かにかなり醜い。

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 また、この台詞に関しては、洋画劇場の吹き替えが秀逸だった。

 「なんて醜い顔なんだ…。」

 思わず「いや、そこまで言ってやるなよ!」と止めたくなる程、デリカシーを感じさせないストレートな訳し方。声優の味のある演技も相まって、吹き替えを嫌う筆者も思わず唸る中々の名シーンになっていた。

点数:85/100点
 80年代の映画であるため、今観るとやはり若干の古くささを感じる部分もある。しかし、今観ても”上手い!”と思えるような演出も随所に散見されるし、80年代ならではの”出し惜しみしない実弾・爆薬”が堪能できるのは、アクション好きにはうれしいところ。おまけに、プレ様の孤高の狩人魂を見せつけられては、否が応にも点数が上がるというものだ。「∴」←このレーザーサイトを当てられていたら、迷わず100点を付けていたところである。

(鑑賞日:2012.6.18)










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Tag:エイリアン侵略系SF

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