[No.106] シンプリシティ(Simplicity) <75点>

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キャッチコピー:unknown

 探してたものは、こんなシンプルなものだったんだ。

三文あらすじ:好奇心旺盛な少年ジョンは、同じく好奇心旺盛な少女ジェーンに一目惚れ、さっそく彼女をディナーに招待し、料理の腕を振るおうとする。やがて大人になり、それぞれの職場から1人で帰宅するジョンとジェーン。大切なのは、今も変わらない”シンプルなこと(Simplicity)”・・・

<本編(7分23秒)>



~*~*~*~

 
 人食いハンバーガーのお口直しに、キュートでステキなショートフィルム。

 全編英語、吹き替えなし、しかも相当台詞の多い作品なので、ちょっと意味が分からないかもしれない。筆者にしても、台詞の全てを聞き取れている訳ではない。とはいえ、大まかな筋は、映像を追うだけで伝わるのではないだろうか。

 要は、タイトル通り。本当に大切なことは、背伸びして手の込んだややこしい料理を作ることじゃなく、ピーナッツクリームとイチゴジャムのサンドイッチ。大人になると知識も理屈も身に付くし、仕事に就くと責任が、お金を持つと見栄が纏わり付いてくる。誰しもが、そうやってゴテゴテと装飾する内に”そもそも何を飾り付けていたのか”という根本を忘れてしまう。

 本作に登場するジョンとジェーンも例外ではない。確かに、彼らは、幼い頃から本当に大切な”シンプルなこと”を忘れず今まで関係を続けている、とも解釈可能だろう。しかし、それではファンタジーが過ぎ、説得力がない。もちろん、映画はすべからくファンタジーであって、実現不可能なことや限りなく実現困難なことをスクリーンで観せ、観客を魅せるもの。

 ジョンとジェーンが仕事を終え、同棲する自宅へ帰っていく際の2人の表情に注目しよう。2人とも疲れた感じで、早くジョンに会いたいとか、早くジェーンの笑顔が見たい、とかそういった雰囲気はない。大人になり、都会で自身のレストランを経営するジョン。彼は、中々やり手の経営者のようだから、相当忙しいのだろう。対するジェーンは、大人になり自身の本屋を経営。一日中本を読み、ファンタジーの世界へ没頭している。どちらが先かはもはや分からないが、2人は、互いに互いの存在が当たり前になり、相手より自身の仕事を優先するようになっていたのではないか。

 そんなジョンは、ある日思い出す。本当に大切なものが何か。気付くのは難しいが、実現するのは簡単なこと。シンプルな横断幕、シンプルな照明、そして、シンプルな手料理。徐々に笑顔に変わるジェーンの表情がとてもステキだ。気持ちを伝え、それに応える。そんな”シンプルなこと”が”大人のファンタジー”である。

 そして、あんなに美人な大人ジェーンが、どのようにしてジョンのもてなしに“応え”たのか。こちらは、女子禁制”男のファンタジー”に他ならない。

点数:75/100点
 好きな人に”好き”とシンプルに伝えていますか。忘れたものが失くしたものに変わる前に、本当に大切な”シンプルなこと”を今一度思い出してみてはどうだろう。

(鑑賞日[初]:2012.6.21)

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