01
2012

[No.112] アメイジング・スパイダーマン(The Amazing Spider-Man) <85点>

CATEGORYアメコミ
Amazing Spiderman



キャッチコピー:『恐れるな、自ら選んだ、この運命を』

 スパイディ vs スパイキー。
 堂々たるリブートは、紛う事なき”男の戦い”。

三文あらすじ:冴えない高校生ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、幼くして生き別れた両親に近づこうと、父と研究仲間であったカート・コナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れる。彼が研究するオズコープ社に忍び込んだピーターは、異種間遺伝子交配のため生み出された実験用のクモに噛まれ覚醒、驚愕のヒーロー”スパイダーマン”(The Amazing Spider-Man)がとして生まれ変わる。一方、遂に長年の研究を完成させたコナーズは、自身を被験体としてトカゲの遺伝子を投与した結果、凶暴な獣人”リザード”と化し、スパイダーマンに牙をむく・・・


~*~*~*~

 
 新世紀のアメコミ・ムービーにとってまさにパイオニア的存在である『スパイダーマン』。3部作をもって一応の終結をみた前シリーズを、スタッフ一新、装いも新たにリブートした新生『アメイジング・スパイダーマン』を世界最速公開の昨日6月30日、さっそく鑑賞してきたので感想を述べる。

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 まずは、あまり好ましく思わなかった点から。

 第一に、リザードがダサい

 演じるリス・エヴァンスは、筆者の恋愛マスターピース『ノッティングヒルの恋人』において、主人公ウィリアム・タッカーの同居人”スパイキー”ことスパイク役の大変トリッキーかつ魅力的な演技で一躍注目された個性派俳優。いつの間にやら本作のような超ブロック・バスターに出演するまでに出世した彼の演技を、筆者は公開前から非常に楽しみにしていた。そして、その点では、何ら期待を裏切られることもなく、むしろ予想以上にハマっている素晴らしい名演であったと思う。

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 問題は、変身後のヴィジュアルである。「トカゲ男”リザード”」というからには、もっと恐竜みたいな攻撃的で格好いい外見を想像していたのだが、満を持して登場した”リザード”の顔面は、ほぼ人間の輪郭。あたかも『ファンタスティック・フォー』における悲劇のヒーロー”ザ・シング”のような無骨な見て呉れに仕上がっている。

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 余談ではあるが、『ノッティング~』では、スパイクが”血が大好き”とプリントされたTシャツを着る場面があり、そんな彼が獰猛なヴィラン“リザード”に抜擢されたことには、何かしらの因果を感じずにはいられない。

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 個人的に好ましく思わなかった第二のポイントは、ピーターが悪すぎるということである。

 超人的な能力を手にしたピーター・パーカーが、自身の軽率さを実感し、徐々に真の”ヒーロー”へと生まれ変わっていく切っ掛けとなるのが、育ての親ベン・パーカーの死。旧シリーズでは、賭けプロレスに参加し、対戦相手を倒したにも関わらずいちゃもんを付けられて賞金を貰えなかったピーターが、仕返しとばかりに強盗を見逃した結果、叔父さんがその強盗の凶弾に倒れる、という展開だった(実は真犯人は別だが、とりあえず一作目ではこういう流れ。)。この展開は、軽率なピーターにも相当同情の余地があり、すんなり物語に入り込めるところだろう。ところが、本作におけるこのくだりは、以下のように変更される。

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 叔父さんと喧嘩したピーターは、家を飛び出し夜の街へ。コンビニへ入りジュースを買おうとしたところ、手持ちの資金では2セント足りない。当然、売却を拒否するレジ係。ここでピーターとレジ係の間で「2セントくらいいいじゃないか。」「いや、ダメだ。」の押し問答が繰り広げられる。しぶしぶ諦めたピーターと入れ違いに強盗がレジの金を奪い、ついでとばかりにジュースをピーターに放り投げて逃走。2セントをまけてくれなかったレジ係に憤慨中のピーターは、この強盗をそのまま逃がす。その後、強盗は、ピーターを捜すベンおじさんと偶然道ばたでぶつかり、もみ合いになって発砲。哀れ、おじさんは、駆けつけたピーターに看取られながら絶命するのであった。

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 そんな馬鹿な!2セントでもダメだよ、ピーター。資本主義知らんのか!まぁ、確かにこちらの展開の方が、ピーターの未熟さを色濃く表現できているのかも知れないが、なんだか釈然としない部分ではある。

 しかも、ピーターの悪い行いは、これだけではない。そもそも、彼がクモに噛まれたのもオズコープ社に不法侵入した結果だし、何より叔父さん、叔母さん、そして後述のお義父さんとの約束をことごとく反故にしていく。こういう広い意味での”遵法精神の欠如”が現代の若者の特徴だ、とでも言うつもりなら、それは大間違いだぞ。

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 好ましく思わなかった第三のポイント、それは前置きが長いということだ。

 旧シリーズの一作目では、割と早い時間帯にピーターが”スーパースパイダー”に噛まれ、超人的な能力を獲得する。そして、建物の屋上を『マトリックス』感覚で飛び回るというアクションシーンがあった。また、時を同じくして”グリーン・ゴブリン”も誕生し、ライバル会社の実験場を派手に爆破したりしてくれていた。

 しかし、本作では、中盤までのドラマが長い。やっとクモに噛まれ能力を得たと思っても、旧シリーズのような爽快なアクションではなく、どこぞの暗い倉庫内でスケボーの練習に興じる、といった何やら”オタクっぽい”アクションシーンがあるばかりである。我々は、世界は、もう既に”スパイダーマン”を知っている。設定や視点の差異に起因して彼の出生も両シリーズで若干異なってはくるものの、平凡な高校生がクモに噛まれて能力を身につけるという大枠は、何ら変わりない。したがって、そんな前置きはそこそこにして、早くニュー・スパイダー・スーツに身を包んだ”アメイジング・スパイダーマン”の活躍を見せてくれよ!という観客のリアクションは、至極真っ当なものと言っていいだろう。しかも、満を持して決定版のスーツを身に纏うシーンも”どーん!”という感じがなく、あっさり終わってしまう。誰もが知るヒーローの誕生シーンは、逆にもうちょっとあざとい演出でもよかったのに。

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 以上、些細な不満点をつらつらと書いたが、実は、筆者の本作に対する感想は大満足以外の何ものでもない。そこで、ここからは本作の良かった点を書いていく。前置きが長いのは筆者もマーク・ウェブも同じだ。

 第一に、何と言っても最高だったのがベタでヒロイックな展開

 まず、橋の上でリザードが暴れるシークエンス。スパイダーマンは、投げ飛ばされた車をスパイダー・ウェブで橋から吊り下げていく。しかし、1台の車の中に小さな子供が。救出に向かうスパイダーマン。漏れ出たガソリンに引火し、火の手があがるというお約束。車を繋ぐ糸が切れ、片手で橋に繋がった糸、もう一方で車のバンパーを掴むスパイダーマンは、手が離せない。そこで、彼は子供に自ら登ってくるよう指示する。恐怖し、その場で固まってしまう子供。絶体絶命のピンチを救うアイテム。それは”マスク”だ。自分がリザードとは違いただの人間であることを示し子供を安心させるためスパイディはマスクを子供に手渡していたのだが、それを指して彼は、このように言う。

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「マスクを被るんだ。そうすれば恐くない。」


 台詞はうろ覚えだが、これは中々熱い展開。つまり、「アンパンマンは君さ」「助けて…助けて、そげキング!」に象徴されるような”ヒーローの本質”を突いた名シーンである。

 本質的な意味での“ヒーロー”とは、実は極めて抽象的・概念的な存在だ。仮面ライダー、ウルトラマン、バットマンにスパイダーマン。様々な“キャラクターとしてのヒーロー”がいるが、全ての“ヒーロー”に共通する根源的本質は、人々の希望になる、という点。“アンパンマン”という“ヒーロー”の本質は、カバオくんのピンチに駆けつける最強のあんパン、という“キャラクター部分”にはない。バイキンマンの暴力や抑圧にいつもへこたれているカバオくんが、アンパンマンの恒常的な強さや勇気を思い出し、仮にアンパンマンが不在であったとしても自らを鼓舞し抗ったとしたならば、彼の中にこそ“アンパンマン”は存在するのである。

 車中の子供にマスクを手渡す当該シークエンスは、このようなヒーローの“本質”をきちんと描けており、ヒーロー好きの魂を完全燃焼させるに十分な名場面と言えよう。

 そして、このシークエンスは、我が子との再会を泣いて喜ぶ男に「Who Are You?」と尋ねられたスパイディが、本シリーズで初めて「I'm SPIDER-MAN.」と名乗る記念すべきシーンで締めくくられる。

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 さらに、本作の上手いところは、このシークエンスが後に繰り広げられる二つの”胸熱展開”に対する伏線になっている、というところ。そのうちの一つが、本作最大の見せ場”男達の残業”のシークエンスだ。ここは、本当に本当に熱い。今思い出しても泣けてくる。

 終盤、マッド・サイエンティストと化したリザードは、オズコープ社にあるミサイル様の装置を使って”リザードになる薬”を街中に散布しようと、同社を目指す。このままでは、同社にいるスパイディの恋人グウェン・ステイシー(エマ・ストーン)もピンチ。しかし、既に満身創痍、おまけに警察に包囲され、足に銃弾を一発食らったスパイディが、ミサイル発射までに同社に辿り着く見込みは低い。果たして彼は間に合うのか?!テレビのニュースが煽り立て、街中が固唾をのんで彼の奮闘を見守る中、ブラウン管を見つめる一人の男…

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「彼は、息子の命の恩人だ。」


 そう、先述したシークエンスで宙づりの車から我が子をスパイディに救われた、あの男である。傷ついた体で不揃いな高さのビル群に苦戦するスパイディを見たその男は、同僚に指示を出す。「6番街のマシューに連絡をとれ!」(台詞適当。) 彼は、ビル建設に用いられるクレーンを扱う工事夫なのだ。指示を受けた同僚もその意を解したのか、「よし、お前ら、残業だ!」

 一方、敗北を予感し、地を見つめるスパイディ。ヒーローの限界。重責による疲弊。一人で戦う孤独。しかし、再び顔を上げた彼は、オズコープ社へと続く大通りに次々と大型クレーンが張り出されていく様を目の当たりにする。たった一人、巨悪に立ち向かう”男(ヒーロー)”と、それを助ける、いや、共に戦う”男(ヒーロー)”。そう、これはまさに”男の戦い”

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 希望を見いだしたスパイディ。彼はもう、一人で戦ってはいない。足を引きずりながら走り出すスパイディが、たまらなく格好いい。しかも、痛みを気合いで乗り越えて、途中から全力疾走。何故彼は走るのか。それは、彼を思う街の人々の存在が彼の“希望”になっているから、である。つまり、ここでは、まさに“ヒーローの逆輸入”と呼ぶべき現象が起きている。

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 この熱血シークエンスを盛り上げる音楽も非常に良い。『エイリアン2』や『タイタニック』、そして、『アバター』と巨匠ジェームズ・キャメロンと共に傑作を生み出してきたジェームズ・ホーナー。彼が奏でるクライマックスは、どこか懐かしく、果てしなくヒロイックだ。

 人々を助けるため、真の”ヒーロー”スパイダーマンは、痛みを堪えジャンプする。しかし、届かない。フレームアウトする満身創痍のヒーロー。やはりダメか…。と、そのとき!息子を救われたもう一人の”ヒーロー”が操縦するクレーンに掴まって再び登場するスパイダーマン!これは熱い!

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 ここからは、おなじみのスパイダー・アクション。コンクリート・ジャングルを駆けるターザンのように、爽快なグラインド・シーンの連続で観せる。GO!SPIDEY!GO!

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 橋の上での”息子救出シークエンス”から派生する”胸熱展開”の二つ目は、物語終盤に訪れる”お義父さん絶命のシークエンスだ。

 グウェンの父ジョージ(デニス・リアリー)は、警察の本部長的な人で、前半ではスパイディを逮捕しようとする警察勢力の急先鋒。ピーター自身とも食事の席でスパイダーマンの善悪を巡って口論になり、決して仲良くない。そんな彼が、終盤でスパイディを包囲しその正体を知るシーンも中々胸熱。娘がオズコープにいるとスパイディから聞かされたジョージは、彼を逮捕せずそのまま行かせる。”スパイダーマンは、警察に出来ないことをしようとしている”と主張するピーターをバカにしていた彼は、ここで”ヒーロー”の存在を目の当たりにするのである。

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 そして、オズコープ屋上でのラスト・バトル。リザードに囚われ、頼みのウェブ・シューターを破壊されたスパイディは、絶体絶命。このシーンの絶望感も上手く演出されている。本作では、旧シリーズとは違って、スパイダー・ウェブはピーターが自分で作り出した、という原作通りの設定に変更されており、アクションもウェブ主体のものになっている。したがって、ウェブ・シューターを封じられた際の”切り札を失った感”がハンパない。

 このスパイディ絶体絶命のピンチに颯爽と駆けつけるのが、他ならぬジョージ。ショットガンを携え、市民を脅かす宿敵リザードに勇敢な一撃をお見舞いして一言。「ここは俺に任せろ。」彼もまた、父であり”ヒーロー”だ。

 彼の活躍もあって全てが円満に解決するも、当のジョージはリザードの一撃で虫の息。駆けつけたスパイディに、彼は言う。

 「俺は勘違いをしていた。お前は、この街に必要だ。」

 お義父さん…。さらに二言三言交わし、彼は、リザードが剥がしたマスクをピーターに手渡す。

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「お前には、これが必要だろ。」


 そう、”スパイダーマン”は、ピーター・パーカー自身にとっても”ヒーロー”なのである。彼もまた、橋で救われたあの子供のように、スパイダー・マスクを被ることで強敵にも立ち向かっていくことが出来る。

 この他にも、ベンおじさんの留守電における”私のヒーロー”もベタで熱いし、ラストで人の心を取り戻したコナーズが、まず、リザードとなることで手に入れた右腕で落ちそうになるスパイディを掴み、崩れゆく右腕から彼の人間性の象徴である左腕に切り替える、といった大変熱いシークエンスが盛りだくさんなのだが、とりあえず、以上が、本作で大変素晴らしかった”ヒロイックな展開”の主なものである。

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 本作で良かった第二の点は、ウジウジした展開が少ない、というところ。

 スパイダーマンと言えば、ヒーローであるにも関わらず、一高校生としての自分とのギャップに苦悩する、というところが特徴的だ。そして、旧シリーズでは、その辺が特に恋人M.J.との関係を軸にして掘り下げられていた。M.J.に対して自分がスパイダーマンであることを明かせないということや、家電(いえでん)同士のやり取りから生じるすれ違い、そして、恋敵による計画的妨害などが原因となり、旧ピーター・パーカーとM.J.の関係は、見ているこっちがイライラするほど不安定だ。まぁ、それが要所要所でカタルシスを生む起爆剤となり、同時にスパイダーマンの”苦悩”の象徴となっていたのだが、なんだかウジウジした以上の点は、さしずめ”少女漫画的”と評することが出来るだろう。

 これに対して、本作では、ヒロインとのすれ違いがほぼ一切ない。

 正体を明かそうとするがやっぱり明かせない、というピーターのまごまごした態度を見たグウェンが「じゃぁ、いいわよ!」と踵を返すと、すかさずスパイダー・ウェブを発射、彼女の腰辺りに接着した糸を勢い良くひっぱり、さながら悪代官のように”あ~れ~♪”させて、「あら、あなたがスパイダーマン…」と言いかけた彼女に、そのままブチュっとファーストキス。そんな簡潔かつオシャレな正体のバラし方は、スパイダーマン新時代の到来を予感させる。

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 また、先述のお義父さん絶命の際、彼は、ピーターに”もう二度とグウェンには近づかない”という約束をさせ、ピーターも始めはその約束をきちんと遵守する。旧シリーズを観ている我々としては、ここでおなじみの”すれ違い状態”が発生するのか、とキモを冷やすのだが、それも束の間。

 まず、そもそもピーターが何も語らないにも関わらず、聡明なるグウェン・ステイシー嬢は、父とピーターとの約束を察している。そして、明くる日学校でグウェンと出会ったピーターは、さっそく「守れない約束もあるよね♪」などと言って、清々しいほど簡単に約束を反故にしてしまうのである。おい、”秘密には代償を伴う”っていう前振りはどうした!

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 これぞ、ゆとり世代のスパイダーマン。あるいは、恋愛面に関して非常に”少年漫画的”、とも言えるだろう。そういう意味でも、本作はやはり”男の戦い”を描いた作品だ。

 以上のような新旧両シリーズの相違点を象徴するアイテムが”携帯電話”である。旧シリーズ一作目の公開は2002年。世の中は、既にドコにいても愛しい人といつでも連絡のとれるこの文明の利器の恩恵をモロに享受していた。しかし、旧シリーズの登場人物達は、携帯電話を使わない。ピーターはM.J.のアパートの家電に留守番メッセージを残し、M.J.はピーターのアパートの管理人に伝言を頼む。この携帯電話の不使用は、古き良きアメコミの世界観を形成すると同時に、彼らの”すれ違い”を演出する上で大変効果的であった。

 一方、本作では、最新の携帯電話がバンバン登場する。時も場所も問わず、もしかしたら、“ヒーロー”かそうでないかも不問にして愛する者と繋がることのできる最新機器。つまり、リブートされた”新世代”のスパイダーマンは、恋人達がすれ違う時代の終焉を如実に反映しているとも言えそうだ。

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 もっとも、“ウジウジした展開”=“登場人物の苦悩”が減少した、という点は、観る人によっては心理描写の浅さと映って本作に対する低評価を招来する要因ともなり得るだろう。とりあえず、むやみに心を掻き乱されることなくヒーローのヒロイックな活躍のみを楽しみたい筆者にとっては、手放しで賞賛できるポイントであった。

 さて、随分長くなってきたが、本作で良かった三点目。それは、役者の演技、である。

 前述したリス・エヴァンズは言うに及ばず、特に素晴らしかったのは、主人公ピーター・パーカーを演じるアンドリュー・ガーフィールド

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 オドオドキョロキョロした彼のオタク演技は本当に”キモい”。こんなことを言うと問題かも知れないが”あぁ、これはイジめられて当然だな。”と思わせるだけの説得力を個人的には強く感じた。

 これに対して、旧シリーズに引き続きまた賛否両論巻き起こるかもしれないのが、ヒロイン、グウェン・ステイシーを演じるエマ・ストーン

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 若手女優の中でも現在トップ・クラスに注目されている売れっ子なのだが、旧シリーズのヒロインを演じたキルスティン・ダンスト同様、中々癖のある顔立ちなので、特に日本では合わない人も少なからずいるだろう。筆者としては、彼女のあの”クラブのママさん”的ハスキーボイスを大変気に入っている。

点数:85/100点
 公開前には、本国でのあまりよろしくない前評判なども漏れ聞き、期待より不安の方が大きかった本作。ところがどっこい、スパイダーマン新時代の幕開けを高らかに宣言する中々の名作に仕上がっている。しかし、これは先述したように、辛気くさいドラマよりベタベタでヒロイックなアクションを観たい、という筆者だからこその評価。マーク・ウェブやアンドリュー・ガーフィールドという“ナイーブなスタッフ”、そして、”本作は『ダークナイト』のようにシリアスな物語になる”という事前の触れ込みから、ピーター・パーカーの苦悩を旧シリーズよりも克明に描いたドラマチック・ストーリーを期待した観客は、逆に物足りなさを感じるかもしれない。

(鑑賞日[初]:2012.6.30)
(劇場:109シネマズHAT神戸)










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Tag:涙腺爆発 アイ・ラブ・ニューヨーク 劇場鑑賞作品 後天的ヒーロー

2 Comments

リサ  

黒魔術

リス・ エバンス

2012/07/21 (Sat) 18:08 | EDIT | REPLY |   

Mr.Alan Smithee  

Re: 黒魔術

白魔術!

2012/10/31 (Wed) 20:32 | EDIT | REPLY |   

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