[No.153] フィースト2/怪物復活(Feast 2:Sloppy Seconds) <35点>





キャッチコピー:『Feast On This Sloppy Seconds.』

 最高に凄惨で、この上なく杜撰。

三文あらすじ:モンスターとの死闘から一夜明け、殺戮現場となったバーを訪れたバイカー・クイーン(ダイアン・ゴールドナー)は、双子の妹の手首を発見する。バーテン(クルー・ギャラガー)から、妹は囮にされて殺されたことを聞いたクイーンは、犯人たちに復讐をするために付近の街へと向かうが、その街もすでにモンスターに襲われたあとであった。ゴーストタウンと化した街で、生き残りとモンスターたちとの死の宴(Feast)が、再び始まる・・・


~*~*~*~

 
 なんか感想を述べることすらバカバカしくなるほどの、エログロ悪趣味スプラッターモンスターパニック映画。監督、脚本などは傑作に近い良作だった前作と同じなのだが、本作と次作は劇場公開映画ではなくビデオ映画として制作されたということで、どうやら過剰に遊び心を投入してしまったようだ。

 ちなみに、監督ジョン・ギャラガーは、バーテンを演じるクルー・ギャラガーの実の息子。父親が出演するのにこんな映画を仕上げてしまうなんて、この息子はどうかしている。さらに、グレッグを演じるトム・ギャラガーは、監督の実の兄弟で、バイカー・クイーンを演じるダイアン・ゴールドナーは、監督の義理の姉であるらしい。なんという気狂い一家であることか。

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 さて、まともな観客からすれば愚にも付かない駄作である本作であるが、エログロスプラッター好きにとっては見るべきところも多い。筆者は決してスプラッター自体を好いている訳ではないのだが、それでも本作の何カ所かには度肝を抜かれ、逆に感心してしまった。

 かいつまんで述べると、まず、浮気男グレッグが意味もなくモンスターを解剖するシーン。臓物は飛び出す、おならは発射する、精子はまき散らす、ゲロは吹き出す、ともうやりたい放題阿鼻叫喚。よくもまぁ、こんなにも”純粋に”お下劣な展開のみを描けるものだ。完全に小学生並みの悪ふざけ

 それから、グレッグが赤ちゃんを救出するシーン。路上にうち捨てられた車中で泣いている赤ん坊を助けるため、グレッグは安全な建物の屋上から単身乗り出していく。なんたるヒーロー魂!しかし、本作はエログロ悪趣味スプラッターモンスターパニック映画だということを忘れてはならない。赤ちゃんを抱えてモンスターから逃げるグレッグは、観客の”まさか?!やるのか?!”という思いの通り、赤ちゃんを天高く放り投げて自分だけ逃げてしまうのである。

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 しかも、それだけに留まらず、赤ちゃんがモンスターに食べられる瞬間を描写し、その後バラバラになった赤ちゃんの死体まで映すという徹底ぶり。これは逆にある意味で”映画史上に残る名シーン”と言えるのではなかろうか。思いついても普通やるか?!筆者などはまだ妻子を持たない独り者なので、笑えないブラックジョークとして見ることが出来たが、子を持つ親には決して観せられない最低のシーンである。

点数:35/100点
 こんな映画を作られてしまっては、もはや評論もクソもあったもんじゃない。ぶっ飛びすぎていて逆に結構おもしろかった、などとうっかり本音を書いてしまうと筆者は多くの友人を失ってしまいそうなので、ここは口を閉ざすことにする。本当にずさんでくだらない映画だった。

(鑑賞日[初]:2012.10.9)

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