[No.173] フェイス(faith) <45点>

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キャッチコピー:unknown

 犬だ!犬を探せ!

三文あらすじ:平凡な日常を送る冴えない男。不運続きの彼は、ふと聖書を手に取り神に祈る。翌朝、彼の家に1匹の犬がやってきて・・・

<本編(6分20秒)>



~*~*~*~

 
 信じる者は救われる。日常に潜むそんなファンタジー。カメラワークは安くないし、音楽もステキ。主演の男性もいい“ダメさ”具合だ。メガネを失った事件を彼の不幸の象徴として描き、その後“faith”という名の犬が来ることで“For we walk by faith not by sight.(我々は視覚によるのではなく信仰によって歩く。)”というテーマを浮き彫りにする描き方も端的で素晴らしい。つまり、本作は、全体としてまず及第点の佳作に間違いない。

 しかし、くだらねぇ。神に祈ったら犬が来た?犬が来たから友達が出来た?おまけに恋人まで出来た??お前は何をした!お前は何をしたんだ!!

 祈りだけでは何も変わらない。それは矢井田瞳が既に歌っている。だから、この世に“神様”などいない。そんなものは、自分の失敗の責任を転嫁するためのシステムであり、かつて理不尽に子を失った親が生み出した“鬼”や“神隠し”と何ら大差ない虚無の概念に過ぎない。だからこそ、本作の描き方には一抹の疑問が残る。祈りの後は、せめて何か自分から変わらないと。まずそのダサい蝶ネクタイをやめろ!

 筆者は、ただただ祈ったりはしない。そんなことで願いが叶うなら苦労はない。だから筆者は、明後日のキャンプに向けて、今からてるてる坊主を作り始めるのである。

点数:45/100点
 映画は自分自身の鏡であるなら、今の筆者は相当やさぐれているようだ。とりあえず、明日から迷子の犬探しをしてみようと思う。

(鑑賞日[初]:2012.11.1)

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