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09
2013

[No.217] ゴジラ vs ビオランテ <54点>





キャッチコピー:『勝った方が人類最大の敵になる』

 ゴジラ vs 自衛隊。ときどき、ビオランテ。

三文あらすじ:1985年、ゴジラ襲撃直後の東京で自衛隊がG細胞(ゴジラ細胞)を回収するも、サラジア共和国のスパイがこれを強奪、サラジアへと送られたG細胞は、現地で研究を続ける白神源壱郎(高橋幸治)の手に渡るが、米バイオメジャーの強襲を受けた白神博士は、最愛の娘、英理加(沢口靖子)を失う。それから5年後、三原山火口内で再び活動を開始したゴジラに対処するため、政府は抗核バクテリアの開発を決定するが、科学者である桐島一人(三田村邦彦)らの打診を受け研究に参加した白神博士は、バラ、G細胞に英理加の細胞を掛け合わせ、巨大な怪獣“ビオランテ”を創り出してしまう。2大怪獣の出現に阿鼻叫喚の日本を舞台に、怪獣王“ゴジラ”と自衛隊、そして、バイオ怪獣“ビオランテ”の三つ巴の戦いが幕を開ける・・・


~*~*~*~

 
 日本が世界に誇る怪獣王“ゴジラ”。1954年に初めて日本に上陸し、世間を恐怖と混乱のどん底に叩き落としたこのモンスターは、1984年の『メカゴジラの逆襲』を以て、一旦その姿を消した。そして、9年後、彼は再びその姿を現す。“平成ゴジラシリーズ”、いわゆる“vs シリーズ”の開始である。本作は、当該シリーズの2作目にして初めてその代名詞である“vs”を冠した作品であり、ゴジラシリーズ通算17作目にあたる。

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 さて、そんな歴史ある怪獣映画の金字塔“ゴジラ”であるが、本作の個人的な感想は、一言で言って“つまんねぇ。”であった。

 平成ゴジラシリーズは、筆者も子供時代にそのほぼ全てをリアルタイムで劇場鑑賞していたのだが、前回までの3回のレビューで綴ったように、筆者はやはり“ガメラ派”の人間である。したがって、本作に対しても、ゴジラへの個人的な愛着を抜きにした批判的な目を向けてしまうことは否めない。ここからは、“ゴジラ”という超名キャラクターのことなど何も知らぬ馬鹿者の駄文になってしまうことを、まずご容赦願いたい。

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 本作を鑑賞して筆者が引っかかった点は、いくつかある。

 まず、怪獣が中々出てこないということ。怪獣映画においては、当然観客の興味は“怪獣”にある。しかし、本作においては、冒頭から延々と登場人物達のドラマが描かれ続け、怪獣目当ての観客は、どんどんフラストレーションを蓄積していくだろう。これは当然、怪獣映画を今までのような“子供向け”だけのものに留めず、大人の鑑賞にも堪えうる“ドラマ”に仕立てようという試みなのだろうが、如何せん今観ると、そのドラマ部分も非常に“トレンディ”に見えてしまうのである。言ってみれば“古くさい”訳で、早く怪獣を出してくれ!と思わず悲鳴を上げたくなってしまう。

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 また、本作は“vs ビオランテ”というタイトルを冠しているにも関わらず、その実、ゴジラと戦うのはほとんどが自衛隊という点もかなり引っかかる。

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 ビオランテこそ中盤で登場し、芦ノ湖においてゴジラと若干の小競り合いを演じるものの、それもすぐ終わり、あとはまたぞろゴジラvs自衛隊の戦いが延々描かれる。まぁ、それはそれで別にいいんだけれども、やはり幼心に“ビオランテ”という大怪獣の魅力に取り付かれ、久々の鑑賞でその活躍を存分に楽しみたいと考えていた筆者としては、少し不満足であった。

 それから、大団円が何だか不思議。現時点で、筆者は平成ゴジラシリーズを既に何作か再鑑賞しているのだが、これは、当該シリーズ全てに共通する違和感である。どういうことかと言うと、まず、ゴジラ作品における“ゴジラ”は、“ガメラ”と違い、決定的かつ明確に“人類の敵”として描かれる。だからこそ、政府はゴジラ対策専門のチームを編成し、本作においては特にゴジラと自衛隊との壮絶なバトルがしつこく描かれる訳だ。

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 しかし、それまで散々ゴジラを敵視し、何とかして倒そう倒そうとしていたにも関わらず、ヴィランが倒された瞬間、突如“ハッピーエンド的な空気”が流れ始めるのである。BGMもハッピーな感じなら、登場人物達も「ゴジラ…、ふっ、大したヤツだぜ…。」みたいな感じになってしまう。

 おいおい!そっちの問題は何も解決していないよ?まるで“敵の敵は味方”的な非合理精神。なんだかおかしい。釈然としない。そして、その違和感を払拭する説得力もない。

 総じて、“つまんねぇ。”。大変失礼な感想であるが、本音である。

 ただ、本作のヴィラン“ビオランテ”は、めちゃくちゃ格好いい!幼い筆者の心を鷲づかみにしたビジュアルがこれだ。

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 これはレギオンで言うところの“草体”を経た“成獣形態”であり“第二形態”。小学校時代の筆者にとって、ガチャガチャで当てたビオランテのフィギュアは宝物であった。とても懐かしく、だからこそ、今回の再鑑賞で彼の登場シーンが記憶と比較してあまりにも短かったことにひどく落胆したという次第である。

点数:54/100点
 日本を代表する押しも押されぬ“怪獣王”に対して、あまりにも失礼で無知な感想。大人になったと言えば聞こえはいいが、筆者自身が怪獣映画の伝統的な魅力、素晴らしさ、熱量といったものを魂で感じられなくなってしまったのかもしれない。

 「ゴジラは考えるより感じるのに限るぜ!」

という権堂一佐の漢の檄が飛んできそうである。

(鑑賞日:2013.5.6)










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Tag:特撮映画 劇場鑑賞作品

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