[No.234] カーゴ(Cargo) <75点>



キャッチコピー:unknown

 ルーシー・オン・ヒズ・バック・ウィズ・ホープス。

三文あらすじ:ゾンビが蔓延した世界。ある男は、家族を車に乗せ逃げるが、妻がゾンビとなり絶命してしまう。腕を噛まれ、自身も時間の問題でゾンビ化することを悟った男は、幼い娘を救うため一計を案じる・・・

<本編(7分5秒)>



~*~*~*~

 
 以前、当ブログで『レスト(Rest)』というゾンビもののショートフィルムを紹介した。大戦時に死亡した亡骸が現代に息を吹き返し、ただひたすら歩き続けるのだが、行き着く先には妻の墓があり、ラストはその隣に寄り添ったゾンビが真の“安らぎ(Rest)”を得るという、ゾンビものにあるまじき素晴らしい感動作品だった訳である。

 今や確固たる一つの“ジャンル”にまで昇華され、年々進化を続ける“ゾンビ映画”は、近年になって“ゾンビ×感動”というコンビネーションを見いだしたわけだ。

 本作もそういった意味では『レスト』と同様、最後にホロリとくる“感動系ゾンビ映画”である。また、本作は、筆者の最近の流行に沿った“DDG(どんでん返し)系”としての要素も若干併せ持っている。

 男の決断とその意味は、貼り付けた本作を観てもらえれば一目瞭然だろう。自身のゾンビ化を悟った男は、ゾンビとなっても娘を襲わないよう、自分の体に固定した棒で肉片を自身の前方に吊り下げ、歩き続ける。いつか生存者に自分は殺され、彼らが娘に気付き保護してくれる、その可能性に賭けて、僅かな希望を託して。

 おもしろいプロットだ。もちろん、男の計画は全くのザルでしかない。肉片の固定が解け、自分が娘を食べてしまう可能性や、他のゾンビが背後から娘を食べてしまう可能性は、高く存在している。とはいえ、本作のような極限の状況では、彼の策がおそらく最善だろう。その意味で、本作に穴はないと思われる。

 特にラストシーンで女性が赤ちゃんの腹部を見るシーンはぐっとくる。

 “My name is RUSIE.”

 “Hi!”とか“Nice to meet you!”などの陽気なメッセージも併せて書かれていれば、より涙を誘ったと思われるが、ちゃんとマジックペンで腕にメモを書く父の伏線もあり、中々秀逸なオチの演出であると感じた。

点数:75/100点
 ゾンビ映画の可能性を広げる秀逸なショートフィルム。まだまだ無限のコンビネーションがありそうで、だからこそゾンビ映画鑑賞はやめられない。

(鑑賞日[初]:2013.6.14)

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