03
2013

[No.250] 攻殻機動隊 ARISE GHOST IN THE SHELL border:1 Ghost Pain <72点>

CATEGORYアニメ
B2ポスター_WEB



キャッチコピー:『未来を、創れ ― 』

 懐古述懐にうってつけの日(RECOLLECTION CRUISE)

三文あらすじ:西暦2027年の日本、兵器密売に関する収賄疑惑の渦中にあった陸軍501機関のマムロ中佐(声:宮内敦士)が何者かに殺害される事件が発生。同機関に所属する全身義体のサイボーグにしてウィザード級の電脳ハッカー、草薙素子三佐(声:坂本真綾)は、謎の幻覚や幻肢痛に悩まされながらも、独自の事件捜査に乗り出す。公安9課の長・荒巻大輔(声:塾一久)、陸軍空挺特科第一出身の元特殊部隊員・バトー(声:松田健一郎)、新浜県警刑事部の特捜刑事・トグサ(声:新垣樽助)、陸軍警察の潜入調査員・パズ(声:上田燿司)と出会い、協力しながら、素子は次第に事件の核心へと迫っていくのだが・・・


~*~*~*~

 
 ファン待望の、と言えるかは分からないが、士郎正宗の原作コミック、押井守の劇場版『GHOST IN THE SHELL』、神山健治のテレビアニメシリーズ『STAND ALONE COMPLEX』に次ぐ“第四の攻殻”として制作が発表された“ARISE”シリーズ

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 もちろん、筆者も攻殻機動隊のビッグ・ファンである。それどころか、それまで常に直感先行で物事を処理してきた筆者が“論理的思考”というものに目覚めたのは、何を隠そう『S.A.C.』を鑑賞したから。そういった意味でこのシリーズは、筆者にとってまさに“人生を変えた作品”と言っても大げさでは無い。

 そんな個人的に“魂のバイブル”と呼びたい一連の作品のキャラクター、あるいは、その世界観についての詳細、魅力は、また押井版のレビューのときにでも綴りたいと思う。ここでは、とりあえず、本作のみの感想について、ざっと書いていきたい。

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 本作は、公安9課、通称“攻殻機動隊”のいわゆる“エピソード0”を描くシリーズ。まぁ、荒巻が既に9課の長になっていたり、素子とバトーが既に顔見知りだったりと、本作は、厳密に言えば完全なるエピソード0ではないのだが、ともかく、本シリーズを“ファン待望の”と声高に言えない理由の一端は、この点にある。どの辺からこういった風潮が流行りだしたのかは定かでなく、筆者は何となく『スター・ウォーズ』が元凶かなと思っているのだが、とにかく、大人気シリーズのエピソード0を描く、という趣向は、今や巷に溢れかえっている。しかし、往々にしてその試みは、ファンにとって“どこか物足りない”という感想や、もっと厳密に言えば“なんかコレじゃない!”という不満を抱かせるものだ。

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 新シリーズ第一話にあたる本作も、そんな“コレじゃない感”が非常に強い。見慣れない見た目のキャラクターたち(特に素子などは既に別人である。)、『風魔一族の陰謀』さながらに一新された声優陣。我々が良く知る体制での“公安9課”すら未だ組織されていないのだから、それは言ってみれば当たり前のことではある。

 当ブログでも何度も言っているように、要は“何を期待して観るか”ということだ。そして、本シリーズについては、当然“如何にして我々が良く知る公安9課が組織されていったのか”ということになろうが、本作に限っては、“導入も導入。これからの展開にいささかのワクワクを覚えられたらいいかな。”という淡い期待を持っておくのが正しい。本シリーズは、まだまだこれから。ネットだけでなく、アニメの世界もまだまだ広大なのだから。

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 そんな訳で、本作ラスト、経済的独立及び義体の所有権取得を成し遂げ、晴れて自由の身になった素子は、今後、自らの部隊を組織していくことになる。このラストでの素子と荒巻の会話は、エピソード0に相応しい、後のシリーズとのリンクを感じることが出来るファンにはうれしいシーン。“攻勢の組織”“6人の部下”。当然、バトー、トグサ、イシカワ、サイトウ、パズ、ボーマらお馴染みの面々とこれからどのように関係を深め仲間にしていくのか、という『ONE PIECE』『医龍』前半のような“仲間集め”のワクワクが待っているのであろう。次回『GHOST WHISPERS』が楽しみだ。

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 個人的に不満だった点は、以下の2点である。

 まず、作画。これ、ショボかったんじゃないかな?まぁ、筆者はそこまでアニメに傾倒している訳ではないので、正直本作の作画がスゴイのかスゴクナイのかを偉そうに判じることは出来ないのだが、なんかただヌルヌル動いてるだけで迫力に欠ける、という印象を受けた。

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 それから、キャラクター造形。まぁ、オリジナルメンバーはまだしも、特に腑に落ちなかったのは、ライゾウのキャラクターデザインだ。お前、ルパン三世のテレビスペシャルにおったよな?という感じ。電撃属性のキャラだから“ライゾウ”っていうのもなんだかなぁ。

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 501機関の長クルツ(声:浅野まゆみ)にしても、なんだか『コードギアス』で見たような・・・。まぁ、筆者は『コードギアス』をスロットでしか知らないし、このように手を変え品を変え、苦心惨憺目を皿にして新シリーズのあら探しをする、というのが、懐古主義者の悪いところである。

点数:72/100点
 良くも無く、悪すぎることも無く。そんな感じの攻殻新シリーズ。今後の展開は当然楽しみであるし、次作以降も出来る限り追いかけ、筆者のゴーストが囁くままに感想を述べていこうと思っている。

(鑑賞日[初]:2013.7.2)
(劇場:XXX)






















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Tag:邦画 これが女の生きる道

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