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15
2012

[No.2] 世界侵略:ロサンゼルス決戦(Battle: Los Angeles) <75点>

CATEGORYSF
Battle Los Angeles



キャッチコピー:『それでも人類は戦うのか。』

 努力!
 友情!
 \エイリアン!/
 勝利!

三文あらすじ:ナンツ二等軍曹(アーロン・エッカート)は、先の戦争の英雄だが部下を死なせてしなったという傷を心に抱えている。加えて体力の限界を感じたナンツは退役願いを出すが、そんな折、流星群に擬態したエイリアンが世界各地に飛来する。エリートだが実戦経験のないマルティネス少尉(ラモン・ロドリゲス)の部隊に配属されたナンツは、空爆エリアに取り残された民間人を救出するため、”ロサンゼルスの戦い(Battle of Los Angeles)”に身を投じる・・・

 
~*~*~*~

 
 全体の印象としては、『インデペンデンス・デイ』『ブラックホーク・ダウン』を足したような映画。実際に監督のジョナサン・リーベスマンは『ブラックホーク・ダウン』からもインスピレーションを受けたらしい。
 『ブラックホーク・ダウン』といえば、ソマリアでの米軍とゲリラの市街戦を臨場感たっぷりに描いた戦争映画。当時中学生か高校生だった筆者は公開時に映画館へ足を運んだのだが、ジョシュ・ハートネットが所属する部隊とゲリラの戦闘をとにかく延々と生々しく描写しており、飛び交う銃弾と血しぶきに辟易とした思い出がある。もっとも、当時は意識していなかったが、筆者の敬愛するリドリー・スコットが監督だし、もう一度鑑賞してみて改めて感想を書こうと思う。
 話が逸れたが、そんなわけで、この映画も”世界侵略”というわりに描かれるのはロサンゼルスの主人公が所属する部隊の戦闘のみ。まぁ原題は世界侵略の意を含んでいないし、1942年にあったとされている“ロサンゼルスの戦い”を題材にしているから当然ではある。でもこういうエイリアン侵略モノで、一部隊の戦闘のみに着目するっていうのは結構斬新な感じ。エイリアンが地球に来たのに、空飛ぶ自転車も、黒ずくめの謎の2人組も、もちろんシガニー・ウィーバーも登場しない。それどころか、エイリアンの目的、造形などがほとんど分からないままストーリーが進行する。あるのはリアルな、まさに『ブラックホーク・ダウン』のような戦闘のみである。この点は、エイリアンものを期待して観るとがっかりするポイントと思われるが、筆者としては新鮮な視点で楽しめた。

 このように、コンセプトは今までのエイリアン侵略映画から少し視点を変えたものになっているが、ストーリーは昔ながらの熱血根性ものである。古典的であると言ってもいい。

 部隊のメンバーは、英雄と呼ばれながらも過去の戦争で部下を死なせた主人公、軍学校を主席で出たにもかかわらず初の実戦の厳しさにうろたえる少尉、結婚式目前で駆り出された軍医、主人公の指揮下で兄を失った伍長と中々個性的な面々。最年少で童貞の奴までいる。
 そして、これらの隊員たちの「キャラクター」=「フラグ」は、ストーリーが進行するに連れてほぼ教科書通り回収されていく。これがいい。少年漫画のようなお決まりの熱い展開が心地いいのだ。特に、主人公ナンツ二等軍曹が兄を失ったロケット伍長に噛み付かれるシークエンスでは、ナンツが自責の念を吐露し、死なせてしまった部下の名前と識別コードを次々とそらんじるのだが、このナンツの演説は、部隊員の心を打つとともに筆者の涙腺をも刺激するに十分であった。

 さらに、ラスト付近でナンツが一人敵の本拠地へ乗り込むシークエンス。
 ヘリを着地させることはできず、ナンツは部下達に「民間人を頼む」と言い残し一人ロープで降下する。一本垂れ下がったロープを背にナンツが歩き出したそのとき、ロープがもう一本さらに一本と地上に垂れ下がり、残してきたはずの部下が一人また一人とナンツの下へ降り立つ。ナンツは驚くが部下達の決意を理解し、小さく頷いて彼らとともに敵の本拠地を目指す。
 ・・・涙腺爆発。なんて熱いシーンなんだ。まさに漢の魂完全燃焼である。まぁ、男臭い演出が肌に合わない人は受け付けないだろうが・・・。

 このように、熱い展開が随所に用意されているのだが、ラストはちょっとやりすぎ。
 敵の本拠を撃破し部隊は基地に戻るが、ナンツは用意された食事もとらず装備の補給を始める。部下達は水を飲んだりしていたのだが、ナンツの軍人魂を目の当たりにし、自分たちも装備を調え部隊はそのまま次の戦闘へ向かうのだった。まさにジャンプでよくある、俺たちの戦いはこれからだ!的な展開。これは少し苦笑してしまった。ここまでやると軍隊のプロパガンダ映画だと言われるのも致し方ないと思ってしまう。
 あと、敵の司令塔を破壊したら一発逆転っていう展開は、『インデペンデンス・デイ』そのまんまだった。この辺はもっとオリジナリティあるプロットを用意して欲しかった。それと、『ID4』と比較すると、全体を通してやはりキャラの描写が不十分だった感がある。

 その他、個人的に好感が持てた点として、エイリアンがあんまり強くないということが挙げられる。これは賛否両論だろう。しかし、通常兵器は役に立たず主人公の勇気と知恵でラスト形勢逆転という展開には飽き飽きしていたので、筆者としては、マシンガンで撃たれるとバタバタ倒れるエイリアンがなかなか新鮮でよかった。

点数:75/100点
 結局、ベタで熱い展開有り、今までのエイリアンものとは違う新鮮な演出有りで全体としてはすばらしい映画だと言いたい。しかし、やりすぎで少し寒くなってる部分もあることと、敵の司令塔破壊のアイデアが月並みだったのが残念。

(鑑賞日[初]:2012.1.12)










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Tag:エイリアン侵略系SF ヘンテコ邦題 男には自分の世界がある

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