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2013

[No.285] スーパーマンⅣ / 最強の敵(Superman IV : The Quest for Peace) <48点>

CATEGORYアメコミ




キャッチコピー:『Nuclear Power. In the best hands, it is dangerous. In the hands of Lex Luthor, it is pure evil. This is Superman's greatest battle. And it is for all of us.』

 太陽は罪な奴。

三文あらすじ:日々の生活に忙殺される地球育ちのクリプトン人“スーパーマン”(Superman)ことクラーク・ケント(クリストファー・リーブ)。米ソが核軍縮交渉を打ち切り世界が核戦争の危機に直面したとき、彼は国連総会で核兵器の廃絶を宣言、世界中の核兵器を自らの手で太陽へと投棄する。しかし、甥の手を借りて脱獄したスーパーマンの宿敵レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)は、この機会を利用してスーパーマンに匹敵するパワーの超人“ニュークリアマン”(マーク・ピロー)を創造、その宇宙レベルのパワーに人々が絶望したとき、クラーク・ケントは、四度(よたび)最強のヒーロー“スーパーマン”として立ち上がる・・・

~*~*~*~

 
 正直に言って本作はおもしろくない。いや、もっと端的に“つまんない”と言ってもいいだろう。映画情報誌CUTの“世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!”という号における最低の続編映画ワースト10なる特集においても、本作は堂々たる5位にランクインしているくらいだ。

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 何がそんなにつまらないのかと言うと、まず一つは、観る者を呆れさせる愚直で陳腐なプロット。最強の敵との対峙、というテーマはまだいいと思う。問題なのは、「地球人の歴史に干渉してはならぬ!」という父ジョー=エルの教えと地球の人々を救い世界を平和に導きたいという自身の感情の狭間でせんぞ葛藤したスーパーマンが、なんと“じゃあ、世界中の核兵器を全部宇宙に捨てちゃえばいいんだ!”という全く以て奇想天外奇妙奇天烈な解決策に思い至ってしまう、という展開である。もちろん、単純に思い至っただけでなく、“何でも出来るヒーロー”たるスーパーマンは、この小学生でも疑問を抱かざるを得ない大胆かつ粗暴なアイデアを実行してしまう。

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 この通り、宇宙空間に浮かべた巨大なネットの中へと世界中の核兵器をどんどん詰め込んでいき、最終的には太陽に向けてポイッ!こんなもんは、何の解決策でもない。核兵器が無くなったところで世界から争いが無くなる訳ではないことぐらい誰でも分かる。スーパーマンが本当に地球人の恒久的な平和を懇願しているのなら、“戦争”というものを無くすための抜本的な解決策を模索するべきだった(まぁそんなものは未来永劫発明され得ないものだとは思うが。)。

 では、このような(悪い意味で)バカバカしいプロットが採用されたA級戦犯は誰か。これがあろうことかスーパーマンを演じるクリストファー・リーブ自身というから始末が悪い。先述したCUT誌によれば、前作までのプロデューサーですら前作の失敗を受けて本シリーズに見切りを付けたというのに、未だ世間から必要とされている!と勘違いしたリーブが暴走して本作を作ってしまった、ということ。こういう役者っているよね、日本にも。そう、筆者を含めた熱狂的なファンの気持ちを置き去りにして、何故か湾岸署の鉄の扉を木製の杭で無駄に叩き続けていた人とか。

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 本当に気を付けて欲しいものである。あらゆる作品は、突き詰めれば受け手のためにあるべきだ。もちろんクリエーターに対して「観客に媚びろ!」とは言わないが、それでも“人様に見せる作品”だということをしっかり認識した上での物作りを期待したい。いつの間にやら自分の中で“勝手なスーパーマン像”を構築してしまったクリストファー・リーブは、きっと「地球に生まれてよかったー!」とでも叫びたい心境だったのであろうが、我々ファンからすれば、それはとんだ迷惑以外の何者でもない。

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 もう一点。本作が“つまんない”原因は、最強の敵“ニュークリアマン”がダサすぎる、というところ。

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 どーん! 凛々しい!でもダサい!!

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 どどーん! 猛々しい!でもダサい!!

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 ごーん! 単純にダサい!!!

 確かに、よくよく考えてみればスーパーマンだってビビッドな全身タイツの変態に他ならないのだが、それはそもそもそーゆーキャラの映画なのだから当たり前。スーパーマンという非現実的なキャラクターが如何にして現実世界で活躍するかを楽しむのが本シリーズの有する一つの側面でもある。しかし、2人はダメだ。変態タイツ男が2人も2時間に渡ってもっちゃりした肉弾戦を繰り広げる、というのは、一向に頂けない。CUT誌に言わせれば、このスーパーマンもどきは“太陽エネルギーから出来たダサダサ金髪のスーパーマン・クローン”でしかないのである。

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 それから最後に、まぁこれは筆者自身もこれまで言ってきたようにある意味でアメコミ映画の伝統であるからあまり目くじらを立てるつもりもないのだが、ヒロインがまたしても全く可愛くない。本作においてもメインヒロインはおそらくロイス・レーンということでいいのだろうが、本作のみに登場する固有のヒロインが、マリエル・ヘミングウェイ演じるレイシー・ウォーフィールド。デイリー・プラネットを買収し真実よりも売り上げを優先する守銭奴経営者デヴィッド・ウォーフィールド(サム・ワナメイカー)の娘でありながら、クラーク・ケントの優しさに触れ、スーパーマンの強さに接する内に人としての心を取り戻す、という中々しっかりしたキャラクターである。

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 とはいえ、このルックスは…。やっぱりおばさんっぽいし、お世辞にも可愛いとは言えない。んー、やっぱマーゴット・キダーしかないなぁ。

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 これだっておばさんっぽいには違いないけれど、誰がなんと言おうと女神の佇まいである。

点数:48/100点
 前作に引き続き明確に“ダメな続編”である本作。もし本作に見所があるとすれば、マーゴット・キダーの麗しき熟年の立ち居振る舞いか、再びの復活となったジーン・ハックマンのノリノリな演技だけであろう。

(鑑賞日[初]:2013.8.29)










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Tag:ダメな続編 先天的ヒーロー

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