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2013

[No.292] ティファニーで朝食を(Breakfast At Tiffany's) <89点>

CATEGORY恋愛




キャッチコピー:『輝く宝石のよう…華麗な話題をちりばめて、すてきでおしゃれで楽しい最高のヘプバーン!!』

 妖精に酔いしれる晩秋の宵。

三文あらすじ:ニューヨークのアパートに名前の無い猫と暮らす女性ホリー・ゴライトリー(オードリー・ヘップバーン)。“ティファニーでの朝食(Breakfast At Tiffany's)”を夢見る彼女は、金持ち男を手玉にとってその日暮らしをしていた。ある日、同じアパートに引っ越してきた小説家ポール・バージャック(ジョージ・ペパード)と出会ったホリーは、次第に親密になっていくのだが・・・


~*~*~*~

 
 もう説明はいりませんね。超絶有名なオードリー・ヘップバーンの代表作。金持ち男にしか興味のない美女と貧乏だが誠実な青年との恋というプロットが、その後数多の作品に影響を与えたことは間違いないだろう。筆者にとって、恋愛というジャンルに限ってはテレビドラマにおける魂のバイブル『やまとなでしこ』の設定やストーリー構成も、本作のそれに酷似している。

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 本作の最大の魅力は、もちろん主演オードリー・ヘップバーンの魅惑の美貌である。

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 可憐、妖艶、やはり、妖精。人は、左右対称な顔を“イケメン”あるいは“美女”と認識するらしい。とはいえ、成長と共に顔面の左右対称が徐々に崩れていくのが人の世の常。しかし、オードリーに限っては左右の均整が完璧に取れていた、という話を聞いたことがある。

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 日本人として、出演者の中でもう一人注目しておきたいのは、やはりこの人。

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 ミッキー・ルーニーが演じるユニオシ, I.Y.。通称Mr.ユニオシである。まぁ、こんなキャラなら当然と言えば当然であるが、ユニオシさんは、とっても日本人うけが悪い。映画雑誌CUTの特集でも“映画の中のウザいキャラランキング”で堂々のトップ10入りを果たしていた。個人的には、別にどうでもいいと思う。アメリカ人はマクドのポテトを“野菜”として食べている、ロシア人はウォッカばっか飲んでいる、ドイツの科学力は世界一ぃ!みたいなもんで、単なる民族ギャグで笑い飛ばしておけばいいのである。

 では、映画の中身についてである。

 筆者は、本作を確か高校生のときに初鑑賞した。そして、正直に申し上げて、そのときはあまりおもしろいとは思わなかった。あくまでも個人的な感想であるが、本作は、いわゆる“恋愛映画”としては結構淡々としている。運命の出会い⇒近づく二人⇒素敵なキス⇒発覚する秘密⇒もめる二人⇒ドラマチックなクライマックス⇒最高のキス、という“恋愛エンターテイメント”の縦軸が、本作では薄い。

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 割と大人なんだな。明言はされないが、本作の主人公はいわゆる“娼婦”。お相手のポールは金持ち熟女の“ヒモ”。明かされるホリーの秘密も、実は田舎のおっさんと結婚している、というアダルトなもの。おまけに、ラストまで金持ちへの執着を保持していたホリーがポールの気持ちに応える展開においても、別にポールが空港まで走ったりといったアクションは無い。これには当時の多感な筆者は完全に置いてけぼり。

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 しかし、おっさ…いや、大人になった今改めて観てみると、本作は、非常に味わい深い。ルラメイではいられない、でも、ホリーにもなりきれない、そんな彼女が飼う名も無き猫。雨に濡れながら“自分が何者か”に気付く名も無き女。人生の転機に、あるいは、運命のドラマには、仰々しい動的展開など必要ないのかもしれない。大人の恋愛に東十条さんはいらないのである。

点数:89/100点
 とはいえ、やっぱりいつまで経っても子供な筆者には、本作の“恋人も濡れる街角”的大人の恋愛は、少し物足りない。猫を追いかけるのもいいけれど、あんなに思いの丈をぶつけたポールにはっしと抱きつくほうが先だったのではないか、ともちょっと思ったりもする。ちなみに、余談ではあるが、筆者は昔、アメリカの…どこだったかな?たぶんロスだったと思うが、ティファニーに行ったことがある。しかも、そこで突然の停電を経験したのである。“ティファニーで停電を”。ゴロは悪いが、思い出深い。

(鑑賞日:2013.9.25)










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Tag:最高のキス これが女の生きる道 アイ・ラブ・ニューヨーク

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