09
2014

[No.295] グラン・ブルー(Le Grand Bleu) <75点>

CATEGORYドラマ




キャッチコピー:『海には、多くの秘密がある。』

 いじわるで優しいその海のような、心に飛び込んだら受け止めて。

三文あらすじ:ジャック・マイヨール(ジャン=マルク・バール)。海に愛され、イルカを愛した孤高のフリーダイバー。これは、海のように深く、空のように大きな一人の男の物語・・・


~*~*~*~

 
 フランスが生んだ名(?)監督リュック・ベッソンが、彼の初期代表作である『ニキータ』や『レオン』よりも前に撮った海洋冒険映画。筆者のようなにわか映画ファンにとっては、リュック・ベッソンといえば『レオン』、そして『フィフスエレメント』といったイメージ。最近で言うなら『TAXI』シリーズ、もっと最近では暴走したヘンテコ監督、というぐらいのイメージしかない。

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 ところが、筆者の親ぐらいの年代の方々にとって、本作は非常に有名な名作なのである。88年にフランスで公開された本作は、瞬く間に当時の若者の心を掴み、“Grand Bleu Generation(グラン・ブルー・ジェネラシオン)”なる呼称を生み出すほどの社会現象になったらしい。数ヶ月遅れで公開された日本では(当時のタイトルは『グレート・ブルー』)、始めの内こそ苦戦するものの(本年は映画豊作の年だった。特に、『となりのトトロ』、『火垂るの墓』、『AKIRA』などのアニメ映画が公開されている。)、フランスでの盛り上がりを受けて結局大ヒット。かくいう筆者も本作をあるおばさまから強くオススメされて鑑賞に至った次第である。

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 そんな前知識を入れて観てみると、本作は確かにおじさんおばさんウケしそうな作りになっている。つまりは、80年代っぽいということ。青春をかけてある事柄に取り組む男、ライバルとの友情と別れ、美女との甘いロマンス。言ってみれば、“海版『トップガン』”である。実際に『トップガン』が公開されたのが本作の2年前である86年だから、リュック・ベッソンが同作から多大なるインスピレーションを受けた可能性はある。いや、彼のことだから絶対にパクっている!!

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 という訳で、本作はおもしろい。主軸が『トップガン』そのままなのだから当たり前だ。『海猿』なんかも本作以上に『トップガン』を丸パクリして大ヒットした。とまぁ、そんなヶ原さんばりのいじわるなコメントで、久しぶりのレビューを締めたいと思う。

点数:75/100点
 本文で書き忘れたが、本作ははちゃめちゃに長い。筆者が鑑賞した完全版はなんと168分もある。覚悟して観なければ、「もうお腹いっぱいだよ…」となってしまうこと請け合いだ。とはいえ、絶対的安心感の下で壮大な海の優しさや厳しさを堪能できる一本であることは間違いない。迷走する以前のリュック・ベッソン節を、心に焼き付けろー!

(鑑賞日[初]:2014.1.12)






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Tag:男には自分の世界がある 海洋冒険ロマン

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