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07
2015

[No.326] 1.0【ワン・ポイント・オー】(One Point O) <54点>

CATEGORYSF
one point o



キャッチコピー:『不条理系ナノテクノスリラー。』

 こぼれたミルクを嘆くなら。 

三文あらすじ:そう遠くない未来のメトロポリス。コンピュータープログラマー、サイモン(ジェレミー・シスト)のもとに、ある日を境に空っぽの箱が届くようになる。時を同じくして、彼の住むアパートで住人の怪死が相次ぐようになり・・・


~*~*~*~


 この映画は、何なんだろう。まさに“不条理系ナノテクノスリラー”というキャッチコピーがピッタリの気だるい作品である。脈絡の希薄なストーリーラインやどこかしら怪しげな空気感、寡黙なくせに狂気を秘めた登場人物たち。本作を構成するこれらの要素は、確かにみなしっかりと連関しているように見えて、実は支離滅裂だったりするのかもしれない。

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 結局のところ、主人公がなんの気なしに開封してしまった箱からナノマシンが拡散し、アパートの住民たちが“感染”してしまった、というのが、本作で起こっている出来事である。じゃあ、感染したらどうなるのかと言えば、ナノマシンの特性に応じて特定の商品をひたすらに欲するようになる。例えば、主人公は“感染”の結果、牛乳ばっかり飲むようになってしまった。端的に言えば“中毒”になるのであって、これはある意味で“究極のステルス・マーケティング”といえるだろう。

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 まぁ、これ自体としては、近未来ものとしてそんなに目新しいアイデアではないように思う。仮に本作をスピルバーグやJ.J.エイブラムスなんかが監督していたら、トム・クルーズあたりを大々的に抜擢してドンパチドンパチと節操のないSFアクション超大作を作り上げていたかもしれない。それなら分かりやすかったのに。

 しかし、本作の監督は、とっても気だるい作品を世に放ってしまった。なんかもう出てくる奴らがたいてい無気力。少なくともそんな風に見える。いや、まぁ確かに、奇抜なAV撮影に情熱を燃やす変態紳士もいれば、薄気味悪いロボットに愛情を傾ける変態老人も登場するのだが、なんかこう、感情が見えてこないというか、どこか心ここにあらずな感じなのである。

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 そんなことだから、鑑賞を続けていても、登場人物の誰かを応援しようという気が湧いてこない。上記変態紳士・老人は言うに及ばず、主人公の苦悩や苦しみですら「ふ~ん」って感じ。そもそも、知らず知らずとは言え、主人公がナノマシンを拡散させたのだし、なんか結局ご近所さんとセックスしてるし。

 まぁ、『エイリアン』ファンとして若干注目すべきは、ランス・ヘンリクセンの好演だろうか。『エイリアン』シリーズにおいてアンドロイド“ビショップ”やその開発者マイケル・ビショップ、そして、ウェイランド社の社長チャールズ・ビショップ・ウェイランドを演じた彼。本作では、アパートの清掃員のような、なんかそんな役所を演じている。

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 そんなところかな。あまり特筆すべきポイントは無いものの、取り立てて駄作というわけでもない。結果的に、本作の鑑賞自体がなんだか“時間の無駄”だったような気がしなくもないが、もはや後の祭り。こぼれたミルクは、二度と器には戻らない。

点数:54/100点
 近未来だけどちょっと薄汚いという舞台で、なんだか倦怠感溢れる雰囲気の中、寡黙な主人公が狂気の世界と相対する。こういう作品を以前にも観た気がするのだが、どうにも思い出せない。『未来世紀ブラジル』に近い気もするが、少し違う気もする。ん~、なんだか気だるい。

(鑑賞日[初]:2015.2.7)






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Tag:わけワカメ意味トロロ 変態紳士

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