02
2015

[No.336] 最終絶叫計画(Scary Movie) <60点>

CATEGORYコメディ




キャッチコピー:『早くもアカデミー賞絶望!』

 このくだらなさを、愛そう。

三文あらすじ:あるハロウィンの夜、ハイスクールのマドンナがハロウィンマスクを被った男に惨殺される事件が発生。警察の捜査にマスコミが注目する中、同じハイスクールに通うシンディ・キャンベル(アンナ・ファリス)は、1年前の同じ日、仲間とのドライブ中に誤って轢いてしまった男の死体を海に遺棄したことが、今回の事件と関連しているのではないかと不安を感じていた。シンディの心配を仲間は笑い飛ばすが、彼らは、一人、また一人と殺人鬼の手に落ちていく・・・


~*~*~*~


 筆者は最近Huluに加入した。部屋から一歩も外に出ず映画の洪水にアップアップするという至福のゴールデンウィークを画策したわけである。しかしながら、Huluのラインナップは、特に洋画のそれは、筆者がしていた過剰な期待に満足な答えを与えるほどのものではなく、いささかがっかりしながら漫然とクリックしたのが、本作『最終絶叫計画』だったのである。

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 個人的には、非常に懐かしい作品。ちょうど中学時代に公開された作品であったため、確か友人と劇場で鑑賞したように記憶している。月額2,000円という貧しいおこづかい事情の中で本作のような“低俗な”作品を観に行くとは、今考えれば愚かしい限り。とはいえ、当時は本当に手当たり次第に映画を鑑賞していて、酷いときには4週連続で劇場へ足を運んだこともあった。そうすると金銭の出納が全く合わないのだが、いったい全体どうしていたのだろう。別に貯金していたわけでもないし、ましてや当時は映画鑑賞に加え、今では廃刊になってしまった映画雑誌「ロードショー」を毎月購読していたはずである。資金の出所がまったくもって不明瞭だ。

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 まぁ、筆者の話はいいや。

 とはいえ、本作について、うやうやしく改まって、あるいは、真摯に真面目に述べることなど、1ミリたりとも存在しない。強いて言うのなら、くだらない。これに尽きる。まぁ、一応“くだらない”には二種類ほどあると思う。要は、「なんじゃこりゃ、くだらねぇ!ゲラゲラ」というものと「なにこれ、くだらない。チッ」というものの2つ。

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 今回再鑑賞してみて意外と前者の数が多いことに驚いたのだが、後者が目に付くのもまた事実である。例えば、オープニング・シークエンスにおいて、ハイスクールのマドンナであるドリュー(カルメン・エレクトラ)が殺人鬼から逃げるべく庭に飛び出す場面があるが、ここで目の前に「SAFETY」「DEATH」という2つの看板がなぜか立っていて、しかも、彼女が迷うことなく「DEATH」を選んで走り出す、というのは、なんだかくだらなすぎて呆れる演出である。直後、すっころんだ彼女のボディラインそのままに、事件現場で死体の場所を示すために引かれる白線がなぜか既に引かれている、というのも、悪い意味でくだらない。合理的じゃないんだよな。仮に、ドリューが殺人鬼に刺され、絶命し倒れた場所で同じ趣向が施されていたなら、もっと笑えるシーンになっていたように思う。

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 一方、笑いという意味だけでなく映画的にも巧いなと思ったのは、やはりドゥーフィ(デイヴ・シェリダン)が黒幕だったというオチである。ドゥーフィ絡みのギャグ・パートはだいたい目も当てられないくらいお下品だったり、あるいは、知的障害者をバカにしすぎていたりしてあまり素直におもしろいとは思えないものばかりなのだが、ラストでドゥーフィをカイザー・ソゼとして位置づけたことにより、それまでのシーンにも遡及的にウィットが付与されていく。

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 そういった機能的な面も含めて『ユージュアル・サスペクツ』のくだりが本作で最も秀逸なパロディと言っていいだろう。何の脈絡もなくいきなりマーシャルアーツが繰り広げられた『マトリックス』のパロディは、ただバカバカしいだけだった。

 あとは、そう、主人公シンディを演じるアンナ・ファリスがめっちゃ可愛い。

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 本作を機にブレイクしたらしいが、それも頷ける。みなが赤裸々に下ネタを話し、実践する本作の世界にあって唯一真っ当な(あくまで本作の中では、であるが。)彼女のキャラクターは、逆にエロい。剛毛だの貧乳だのと周囲からイジられまくる感じも逆にイジらしいというか、守ってあげたくなるというか、愛してるぜ!アンナ・ファリス…!

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 ん?私は何を言ってるんだ。冒頭から最後まで私的な話にばかりスペースを割くとは。まったく、我ながらくだらない。チッ

点数:60/100点
 もっと笑えないかと思いきや意外と楽しめた懐かしのパロディ映画。恥ずかしながら筆者はまだ『スクリーム』を観ていないので、そもそも本作の感想を偉そうに宣う資格がないのかもしれないが、まぁ、随所に散りばめられたパロディなんて二の次、全てを忘れてそのくだらなさのみを純粋に愛すべきバカ映画である。

(鑑賞日:2015.4.12)










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