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02
2015

[No.340] レッド・プラネット(Red Planet) <59点>

CATEGORYSF




キャッチコピー:『火星地球化計画。』

 赤い惑星のつまらない冒険。

三文あらすじ:深刻な環境汚染に見舞われた人類は、火星を居住可能な惑星にテラフォーミングするため、二酸化炭素の氷がある極地に藻を送り込んで酸素を作り出す計画を実行。しかし、2050年、それまで順調に増加していた火星の酸素レベルが突如減少し始める。この事態を前に、原因を調査すべく、ケイト・ボーマン船長(キャリー・アン・モス)の下、エンジニアのロビー・ギャラガー(ヴァル・キルマー)を始めとした総勢5名のクルーは、惑星間宇宙船“マーズ1”に乗り込み火星へと向かうのだが・・・


~*~*~*~


 少し前に感想を書いた『最終絶叫計画』と同様、本作も筆者にとって個人的思い入れのある一本。というのも、本作もまた、若かりし中学時代に友人と戯れに劇場鑑賞した作品だからである。まぁ、その他の例に漏れず、筆者が中学時代に劇場で鑑賞した作品というのは、今考えれば映画史的に何の意味も無いいわゆる“駄作”ばかりなのであり、本作においても、おこづかい月額2,000円という赤貧の時代にわざわざ観に行く価値など到底なかった、ということは、今さら改めて付言するまでもない。

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 本作は、全体を通してあんまりおもしろくないSFである。CGが特別素晴らしいわけでもなければ、ギミックに新規性も見あたらない。ストーリーに特別な魂の震えを感じることは終ぞ無いし、ヴァル・キルマーとキャリー・アン・モスの恋愛描写なんかは、中学生の筆者でも赤面してしまったほどの幼稚さだ。総じて、“(SF)映画”として何の武器も持たぬ赤手の作品と言えよう。

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 キャスト面にも華が無い。『トップガン』のアイスマンでお馴染み(個人的には『トゥルー・ロマンス』のエルビス、あるいは、『ヒート』のクリス・シヘリスとしてお馴染み)のヴァル・キルマーは、最新鋭のスペースシップのメカニックを一手に担う凄腕のエンジニアとしてはもっちゃりしすぎているし、『スーパーマンⅡ』において鋼鉄の超人を追い詰める冷酷な独裁者ゾッド将軍としてお馴染みのテレンス・スタンプに関しては、今時の鑑賞者で彼のことを覚えている者が何人いるかはなはだ疑問である。また、むさ苦しい男ばかりの火星において万緑一紅の存在たるキャリー・アン・モスも『マトリックス』のようにクールではない。朱に交わったために赤くなったのではなかろうが、やはり最先端テクノロジーの結晶を駆る一船の船長としては、なにやらモサいのである。

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 本作では、SF映画界不動のマスターピースである『2001年宇宙の旅』へのオマージュが散見される。SFアクション好きとしては作中唯一少しだけ興奮するギミックである単眼の探査ロボット“エイミー”の存在であったり、キャリー・アン・モス演じる船長の性“ボーマン”であったりといった部分である。しかし、ストーリーやテーマにおいて、本作がかの大傑作を取り入れているようなところは、一切見受けられない。スター・チャイルドの荘厳さから比べれば、本作など赤子のようなものである。

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 まぁ、正直に申し上げて、筆者はまだ『2001年~』をすっかり理解できているわけではないから、本作の華麗なリスペクトを見逃している可能性はある。もしそうなら赤恥をかくことになるので、これ以上はやめておこう。

 総じて、赤日のイタズラによって赤い惑星を冒険することになる5人の物語は、映画に対して盲目にも似た赤熱の情動を持っていた若かりしころに当時の盟友たちとともに観たから印象深かっただけであって、赤の他人に対して赤心からオススメしてしまえば、それは真っ赤な嘘、ということになる。

点数:59/100点
 作品紹介の内容を考えることよりも熟語検索の方に時間を費やしてしまった。まぁ、本作はその程度の心構えで観ても差し支えのない凡庸たるSF作品である。

(鑑賞日:2015.4.18)










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Tag:劇場鑑賞作品 駄作

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