[No.341] ザ・セル(The Cell) <74点>





キャッチコピー:『脳<セル>へ』

 知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で

三文あらすじ:最新鋭の医療施設“キャンベルセンター”で働く小児精神科医のキャサリン・ディーン(ジェニファー・ロペス)は、特殊な機器によって昏睡状態の少年の精神世界に入り込み、内なる対話を通してその意識回復を試みるという治療を行っていた。そんなあるとき、キャサリンのもとへFBI捜査官ピーター・ノヴァク(ヴィンス・ヴォーン)が昏睡状態の連続殺人犯カール・スターガー(ヴィンセント・ドノフリオ)を運び込む。時限式で水没する水槽に監禁された被害者の居場所を突き止めるため、キャサリンはスターガーの精神世界に侵入するのだが・・・


~*~*~*~


 本作の見どころは、一も二もなく、日頃から蔑ろにされている三や四なんてもちろんなく、もうここまで来たら五も六もなく、まぁとにかく、映像美にある。確かに、今観てもものすごい。圧倒的なビジュアルイメージと色彩の洪水。今でこそそういった映画は巷に溢れているが、本作が有する研ぎ澄まされた極彩色は、おそらく永遠に映画史に残っていく部類の“芸術”であろう。

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 一方、ストーリー面に関しては、正直に言ってしまってベタベタである。当然、そこにはベタがゆえのシンプルさがあり、シンプルさゆえの男らしさがあり、ここまで来たらそれはもう雄々しさと言ってもよく、まぁとにかく“漢の魂完全燃焼”であることは、あえて付言するまでもない。

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 結局のところ、ストーリーの根底にあるのは『羊たちの沈黙』で、ギミックの根底にあるのは、『マトリックス』だろう。そんな話や趣向は古来よりどこにでもあるよ、と言われたって、レクターを退場させた『羊たち~』においてクラリスがマトリックスに潜入すれば、自然本作のプロットが出来上がる。

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 ちなみに、筆者の中での本作は、かつて、ABCアシッド映画館の館主・平野秀明先生が絶賛していた印象が強い。一方で、本作の監督ターセム・シンが次に撮った作品『落下の王国』については、どこか期待はずれだったと述べていた。

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 その後、彼が撮った映画といえば、今のところ『インモータルズ -神々の戦い-』と『白雪姫と鏡の女王』の2本。これらについて、筆者は未見なのでどーだったのか分からないが、『白雪姫~』は、ディズニーが昨今仕掛けている“おとぎ話再生シリーズ”の流れに乗ってスマッシュヒットを飛ばした、のではなかったかな。ともかく、才能在る監督には、めくるめく“夢物語”を逢う度に聞かせて欲しいものである。

点数:74/100点
 余談であるが、このターセム・シンという監督、5月26日生まれである。何と奇遇かな。生まれ年こそ違え、実は、僕だってそうなんだ。

(鑑賞日:2015.4.19)

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