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2016

[No.401] シャークネード エクストリーム・ミッション(Sharknado3:Oh Hell No!) <65点>





キャッチコピー:『史上最大の“凶暴すぎる竜巻”。戦う覚悟はあるか。』

 この愛ゆえ“シャーク”に触る。

三文あらすじ:ロサンゼルス及びニューヨークを“シャークネード”の危機から救ったフィン・シェパード(イアン・ジーリング)は、アメリカ大統領から勲章を授与されるが、折しもその授与式の最中、悪魔の嵐がワシントンを襲う。今だかつてない規模に成長した“シャークネード”は、アメリカ大西洋岸一帯に拡大。ユニバーサル・スタジオ・フロリダを訪れている妊娠中の妻エイプリル(タラ・リード)らを救うため、フィンは、三度(みたび)“シャークネード”との対決に挑む・・・


~*~*~*~


 超絶B級バカ映画『シャークネード』の3作目。始めに言ってしまうけれど、本作ではクライマックスで遂にフィンとサメが宇宙へ飛び出す。一作目のチープさが今では信じられないほどのスケールアップだ。おそらく作品が人気を獲得した結果として、バジェットがどんどん潤沢になっているのだろうな。ということは、“全米熱狂”という謳い文句も、あながちウソではないのであろう。

sharknadoⅢ1


 実際、本作では前作以上にCGのクオリティが改善されている。いや、むしろこれだったらある意味“普通の劇場用映画”なんじゃないかと思うくらいの“ハイ・クオリティ”。ワシントン記念塔がホワイト・ハウスにぶっ刺さるシーンは普通に見ごたえ十分だし、フィンたちが宇宙へ飛び出してからの映像も全くストレスなく鑑賞できる。

sharknadoⅢ4


 また、“バカさ”という意味でももちろんファンの期待を裏切らない。フィンの“おせっかいヒーロー”ぶりは健在だし、この表裏としての“公的機関の職務怠慢”も相変わらず。フィンの娘であるクラウディア(ライアン・ニューマン)がジェットコースターにスマホを置き忘れてしまうという前フリの無意味さを始め、脚本の雑さという点でも前二作を“踏襲”していると言っていいだろう。おまけに、映画が始まる冒頭のシーン。007シリーズお決まりの“ガンバレル・シークエンス”をモロにパクっているところなんかは、こいつら本気でふざけ始めたな…!という感じである。お馴染みのテーマソング『(The Ballad of) Sharknado』に乗せて繰り広げられるオープニング・タイトルも、どことなく007シリーズのそれをイメージしているような印象を受ける。

sharknadoⅢ2


 特に本作では、前二作と比較していわゆる“バカ・ギミック”が格段にボリュームアップしている点も見どころ。ニューヨーク市長がどや顔でフィンに贈呈する“黄金のチェーンソー”から始まり、どこかしら『マッドマックス』っぽい出で立ちでのノヴァ(キャシー・スケルボ)の再登場、小型のチェーンソーを内蔵した“仕込み義手”とでも呼ぶべきエイプリルのガジェット、極めつけは、フィンが宇宙で振り回す“ビーム・チェーンソー”。このクライマックスたる宇宙のシークエンスは、どことなく『マチェーテ・キルズ』を彷彿とさせるようにも思えるし、ひいては『ムーンレイカー』や『スターウォーズ』な気もする。そういえば、ノヴァのコンセプトは、もしかしたら『マチェーテ』シリーズの革命女戦士ルースなのかもしれないな。

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 ただ、これら“バカ・ギミック”の数々が全て“単発”になってしまっているところが少し残念だ。言い換えるなら、全部が“一発芸”なのである。せっかくノヴァを禍々しい仮面で登場させたのだから、クライマックスで彼女が再び奮闘する際はその仮面をこれ見よがしに被り直して出撃する、みたいにすればいいのにそうしない。虎の子の“ビーム・チェーンソー”も、「ジャーン!(ズバズバ)」、それだけ。まぁ、前作のクライマックスで登場したエイプリルの電動丸ノコもそうだったんだけれど、ストーリーにリンクしているわけでもなく、演出上の連続性があるわけでもなく、ただただ“バカ・ギミック好きへのリップサービス”みたいになってしまっているのである。しかも、本作では前二作と比べてギミックの数が格段に増えているわけだから、我々は鑑賞を続ける内にだんだん飽きてきてしまって、本来なら最も血をたぎらせるべき“ビーム・チェーンソー”のくだりでも、ギミック自体のカッコよさほどは盛り上がれない。

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 とはいえ、全体としてはあくまでも『シャークネード』の世界観をきっちり踏襲し、かつ、その延長だったり発展だったりをしっかり堪能できる“名作”ではある。さぁ、ここまできたら乗りかかった船。日本ではまだレンタルが始まっていないようだが、第4作に当たる次回作『シャークネード:フォースの覚醒』も非常に楽しみだ。一応4作目なので『The 4th Awakens』というのが原題なのだが、こうなってはもはや“ギャグ映画”だな。だが、そこがいい。

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 というわけで、いくつか述べた不満点も、結局は本シリーズへの愛あるがゆえ少しだけ癪(しゃく)に触ってしまった、とまぁ、そういうことなのである。

点数:65/100点
 作を追うごとにスケールアップしていくものの、ファンを置き去りにしているというわけではない良質なシリーズ。個人的には、本作の(ほぼ)メインの舞台としてユニバーサル・スタジオが登場したのもすごくうれしかった。あまり外出を好まない筆者だが、実は中学生のときにアメリカ旅行をしたことがあり、そのときにユニバーサル・スタジオを訪れた経験があるのである。あれはたぶん本作と同じフロリダではなくハリウッドのユニバーサル・スタジオだったと思うが、本作にもちらっと登場する“スタジオ・ツアーズ”、幼い筆者はこのアトラクションに多大なる感銘を受けた。今やCG技術もあの頃では考えられないくらい飛躍的に進歩しているし、実際、筆者も本作のCGにストレスを感じることはないと述べたが、やっぱり“本物の物量”への愛というのも、中々捨てがたいものがある。

(鑑賞日[初]:2016.9.5)






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Tag:サメ映画 バカ映画 ディザスター 天の光はすべて星

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