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27
2016

[No.414] 天使と悪魔(Angels & Demons) <56点>

CATEGORYサスペンス




キャッチコピー:『ガリレオの暗号が、ヴァチカンを追い詰める。』

 結果には全て原因がある。

三文あらすじ:バチカンの教皇が逝去し、新たな教皇を決めるコンクラーベ(教皇選挙)を前に、有力な候補である4人の枢機卿が誘拐される。その陰には、欧州原子核研究機構が生成に成功した“反物質”も盗み出し、バチカン全体の破壊をも計画する秘密結社イルミナティの姿があった。バチカン警察からの依頼を受け、ローマへと向かったハーバート大学の象徴学者ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、“反物質”の共同研究者であるヴェトラ(アイェレット・ゾラー)や前教皇の侍従カメルレンゴ(ユアン・マクレガー)と共に、事件の解明に乗り出すのだが・・・


~*~*~*~


 日本では明日10月28日(金)から公開される『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ最新作『インフェルノ』。一作目から既に「うん、まぁまぁかな…」という感じだったのだから、3作目ともなると極めてうすぼんやりとした期待しか沸いてこない。とはいえ、筆者はしっかりと明日のレイトショーのチケットを予約し、それなりの、そこはかとないワクワクを覚えながら本稿を書いているというわけだ。本作は、そんなシリーズの2作目にあたる作品。

angelsdemons1.jpg


 さて、本作を一言で言ってしまえば、もっさりしたインディ・ジョーンズがバチカンで『ダイ・ハード3』する映画となるだろう。原作ではハリソン・フォードに例えられていたはずのイケメン教授がなぜかフォレスト・ガンプになってしまった前作から引き続き、主役たるラングドンを演じるのはトム・ハンクス。あいかわらず終始むつかしい顔をしながら、今回はガリレオ・ガリレイが残した暗号(?)に振り回されながら、あっちゃこっちゃと右往左往する。そんな彼が今回挑むのは、4人の新教皇候補が順次殺されていくという人質事件と、その先にある反物質爆弾爆発の危機。つまり、いわゆるタイムリミット・サスペンスというわけで、いささか陳腐で大味な大作アクション感が漂う反面、ある程度のハラハラ感は約束されていると言っていいだろう。

angelsdemons2.jpg


 そんな本作の出来はというと、個人的には悪くはなかったと感じた。全体としてはやっぱりすごくありきたりで大雑把な印象を受けるものの、前作の「全部詰め込みました!」という押しつけがましさは無い。これはなぜだろうか。結果はすべからく原因を伴うものであって、我思うに、本作に関しては原作者ダン・ブラウンを脚本から外したという点が功を奏したのである。前作で自ら脚本を担当した彼は、おそらく自らの小説に含まれる要素を取捨選択できなかったのだと思う。もちろん、プロのクリエーターなのだから“思い入れ”なんていうくだらない幻想に囚われていたわけではなかろうが、これもこれもこれも…どれを省いても意味が通じなくなる!という強迫観念を抱いていた可能性はある。

angelsdemons3.jpg


 まぁ、そんな事実があったのかは分からないが、少なくとも原作者を脚本から外して製作総指揮という“お飾り”に追いやった判断は、正解だったと言えるだろう。あくまでも陳腐で大味であるとしても、前作と比較してより“映画”になっているような気がする。そもそも、原作では『ダ・ヴィンチ・コード』の前日譚にあたる本作をあえて後日譚として配置した点は英断だったのではないだろうか。『ダ・ヴィンチ・コード』での冒険を通してラングドンはイエス・キリストの末裔を守ったヒーローになったわけだが、バチカン警察がなぜか一介の大学教授に捜査協力を依頼してくるという導入部は、そんな彼の立ち位置があってこそ説得的になっていると思う。まぁ、ダン・ブラウンに代わって脚本を担当するのが、デヴィッド・コープだからな。それこそ『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の脚本家なのだから、本シリーズにはぴったりというわけだ(悪名高き『インディ4』を引き合いに出すのもどうかと思わないでもないが。)。

angelsdemons4.jpg


 まぁ、そんなわけで、全体としてあまり特筆すべきことの無いシリーズ2作目。チケットを押さえたものの、やっぱりそこまで最新作にワクワクできないのだが、ガリレオも「どうして君は他人の報告を信じるばかりで、自分の眼で観察したり見たりしなかったのか。」と言っていたようだし、ラングドン3度目の冒険をしっかりこの目で見てこようと思う。

点数:50/100点
 “映画”としてはどこかいびつだった前作とは異なり、凡庸でもちゃんと“映画”になっている本作。フレームとしては『ダイ・ハード3』なのだから、筆者などは本来かなり好きな作品となり得るはずなのだが、そのフレームゆえ、逆にラングドンのもっちゃりさを強く感じてしまった。あと、ヒロインの差もデカいな。本作のヒロインであるアイェレット・ゾラーも当然スーパーセクシーで魅力的なのだが、前作のオドレイ・トトゥに適うほどの天使ではない。ただ、最新作『インフェルノ』のヒロイン。これは大注目だ。本年最大の祭りと言っても過言ではないスターウォーズ初のスピンオフ作品『ローグ・ワン』で主人公ジン・アーソを演じるフェリシティ・ジョーンズが女医を演じるというのだから、これだけでも次作には一見の価値があるのである。

(鑑賞日[初]:2016.10.12)










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Tag:バディ・ムービー

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