[No.75] アルマゲドン(ARMAGEDDON) <99点>

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キャッチコピー:『世紀末、全人類にこの映画を捧ぐ。』

 今、動物クラッカーを食べている全ての恋人たちへ。

三文あらすじ:1998年、20世紀末のある日、衛星軌道上でNASAのスペースシャトルが流星群の直撃を受け大破、直後世界各地に降り注ぐ隕石群は、18日後に迫った小惑星衝突の前兆であることが判明する。聖書にいう世界の終末”アルマゲドン(Armageddon)”を回避するためNASAが立てたプランは、小惑星深部まで掘削し核爆弾によってその軌道を変更する、というものだった。刻々とタイムリミットが迫る中、NASAから指名を受けたハリー・スタンパー(ブルース・ウィリス)ら石油採掘屋の面々は、世界を救うため、人類史上最大の危機に立ち向かうことを決意する・・・

★この主題歌がまた最高に良かった。



~*~*~*~

 
 最近随分と邦画・アニメ付いていたので、当ブログが”ゼロ・バリアー”を突破する前に軌道修正し、洋画・実写のレビューを書く。とはいえ、映画をゆっくり鑑賞する時間的余裕が無いので、再鑑賞しなくても大体覚えているもの、すなわち筆者の”オールタイム・ベスト”の中から、今回は20世紀末に大挙して公開された”終末系ディザスタームービー”の傑作『アルマゲドン』をチョイスした。そんな訳で、せっかくアニメから離れてもやっぱり筆者の趣味嗜好が爆発した”ガキっぽい”映画紹介である。

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 本作の構成は大きく分けて3つ。ハリー・スタンパーら石油採掘屋が宇宙に飛び立つまでの前半パート、宇宙に出てから小惑星に到達するまでの中盤パート、そして、小惑星に着いてからラストまでの後半パートである。

<前半パートについて>
 これはもう完璧
 
 アヴァンタイトルは、6500万年前の地球。恐竜絶滅の原因となった巨大隕石落下がCGで描かれ、「同じ事がいつかまた起こる。問題は、いつ起こるかだ…。」とのナレーション(声:チャールトン・ヘストン)がワクワクを盛り上げる。

 ここで注目してもらいたいのは、監督名がクレジットされるタイミング。巨大隕石が地球に迫っていき、直撃する寸前に“A MICHAEL BAY FILM”と表示される。直後、大爆発。マイケル・ベイファンなら、このシーンは中々感慨深いものがあるはずだ。そう、彼は数多いるハリウッド監督の中でも群を抜いて”無駄に爆発を起こす”人物。とにかく序盤からドンパチドンパチ派手なアクションシーンとスピーディな展開を盛り込んで、途中いったん中だるみし、ラストはコテコテに熱い展開で再度盛り上げる、というのが”マイケル・ベイ・スタイル”である。

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 本作においては、そんな彼の代名詞である”爆発”を映画冒頭で披露するという大サービス。しかも、この爆発はおそらく”生命誕生以来最大の爆発”であるから、この直前に自らの名をクレジットした監督の本作に対する並々ならぬ意気込みが感じられる。

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 タイトル登場後は、彼の持ち味であるスピーディな展開。NASAのスペースシャトルが流星群に破壊され、直後、ニューヨークに隕石群が降り注ぐ。原因究明に殺気立つNASA、小惑星本体を発見するアマチュア観測者、対応に窮する国防省、情報は大統領にまで伝播され、NASA総指揮官ダン・トルーマン(ビリー・ボブ・ソーントン)は小惑星衝突による被害規模が”地球上の全て”であることを説明、駆け込んできたNASA職員が衝突まであと18日しかないことを告げる。ここまで11分53秒!

 ニューヨークに隕石が降り注ぐ大スペクタクルシーンなども盛り込みながら、本作の主役である石油採掘屋たちが登場するまでのこの僅かな時間で状況説明のほぼ全てを為しきるテクニック。おまけに本作のキーパーソン、トルーマンの”出来る男”キャラも余すところ無く描写しきっている。相変わらず、マイケル・ベイ映画の物語導入部は、完成度が高い。

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 ちなみに、まぁたまにテレビでもやっているから知っている人も多いと思うが、この隕石群がニューヨークに飛来するシークエンスで、日本を代表するアイドルの中のアイドル、松田聖子がカメオ出演している。渋滞に捕まったイエローキャブの車中で「I Will go to shopping!」と叫び、運転手から「Me too!」とおちょくられるあの客だ。彼女は、この後タクシーから降りて走って逃げるシーンでもばっちり映っており、ケン・ワタナベ以前としては中々堂々たる出演と言っていいだろう。

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 本作ではこの他にも、ゴジラの人形が出てきたり、ハリーの部下A.J.フロスト(ベン・アフレック)の部屋に提灯が飾られていたり、アメリカの作戦に日本がバックアップで参加したことが説明されたり、ロシアの宇宙飛行士が日本製の機械云々という話をしたりと、随分と日本を意識した描写が多い。

 場面は切り替わり、石油プラント上のハリー・スタンパー。環境保護団体の小舟めがけてゴルフボールを打ち込む彼の登場のさせ方は、この上なく”粋”だ。ここからは、ハリーとその娘グレース(リブ・タイラー)の確執、A.J.とグレースの関係を知ったハリーの激怒など、この先世界を救うミッションに参加することになる面々のキャラクター紹介も兼ねた石油プラントでのドタバタシークエンスと、彼らを巻き込むことになる小惑星爆破計画が如何にして考案されるに至るかというNASA内部の様子を交互に描いていく。

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 このシークエンスについては、実はこの時点からハリーとチック・チャップル(ウィル・パットン)のやり取りが彼らの年季を感じさせてくれる最高に格好いいものだ、とか、あの人は引っ込み思案なだけで別にカフェインをとりすぎている訳ではないだろう、とか色々言及したいこともある。しかし、一応限られた時間とスペースの中で注目したいのは、やはり”彼”についてだ。

 そう、ハリーらが参加することになる”小惑星爆破計画”を考案したまさにその人、”世界一頭のいい男”ロナルド・クインシー(ジェイソン・アイザックス)である。彼については、本作にそれほど思い入れの無い人の間でもある程度認知されているのではないかと思う。なぜなら、世界一の頭脳を持つ彼の考案した計画が、現実の科学交渉を全く無視した荒唐無稽な机上の空論だということが結構有名からだ。

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 米空軍総司令官キムジー将軍(キース・デイヴィッド)が提案した”小惑星に150発ぐらいの核爆弾を撃ち込み、その軌道を変える”という計画を一笑の下に否定し、ドヤ顔満開で彼は言う。

 「爆竹を手のひらに乗せて破裂させたら?
  …手を火傷するだけ。
  握りしめた手の中なら?

  …プヒュッ!

  手ごと吹っ飛んで散る。」

 世界一頭のいい彼は、これと同じ理屈で巨大小惑星も爆破出来ると豪語する。まぁ、大掴みな理屈としてはそうなんだろう。しかし、彼らが、提案する掘削深度は、なんと240mしかないのである。これがどれほど浅いかということをちょっと計算してみよう。まず、本作の小惑星は”テキサス州ほどの大きさ”と言われている。テキサス州は、東西の幅1244km、南北の長さ1270kmだから、小惑星の大きさはとりあえず直径1200kmとする。拳の大きさは個人差があるが、筆者を基準にさせてもらって、直径5cmとしておこう。そして、クインシーの主張する掘削深度は、先述の通り240m。そうすると、彼と同じく手で例えるなら、爆竹は手の薄皮0.01mmの位置に埋め込まれることになる。10マイクロメートル!それは”もう手のひらの上”と一緒やろ…。

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 というような無粋な突っ込みが巷でおもしろ可笑しくトリビア的に伝わっているため、そんなに重要な役でないにもかかわらずクインシー博士の知名度は意外と高い。しかし、実のところ彼の存在意義は、そんなデリカシーの無い科学交渉などには無いのである。このシークエンスで最も重要なのは”格好良さ”だ。ロナルド・クインシーというキャラクターを語る上で大事なことは、大統領の科学顧問ですらMITにおける天体物理学の成績はCマイナスであったという事実に裏打ちされた、彼の”世界一頭のいい男”という肩書きが持つ格好良さを置いて他にはない。

 よって、彼が登場してからの観方としては、まずその肩書きにシビれ、大統領顧問の見解を鼻でニヒルに笑う様に心酔し、大統領顧問ですらCマイナスだったことにおののき、そして最後の「プヒュッ!」に対して拍手喝采を浴びせかける、というのが正しい。そうやって、クインシー博士と正しく向き合ってこそ、その後、彼が組み立てたドリルをボロカスに批判するハリー・スタンパーの格好良さが際立つのである。

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 さて、以下では、前半パートで特筆しておきたいシーンを2つ紹介する。まず、NASAの”ボーイスカウトたち”に代わり自ら宇宙へ行くことを決意したハリーが石油採掘チームを招集し、各自の参加意思を確認する場面。

 この直前で繰り広げられる”陸(おか)で散り散りになったチームメンバーを捜索する”パートもかなり楽しげ。ここで一言言及しておきたいのは、A.J.に関してはハリーが直に招集を掛けに行ったということ。ハリーに”助けを借りたい”と依頼されたA.J.は調子に乗り「今、あんたから5つの言葉(5 Words)を聞きたい。」と言い出す。これは冒頭、石油採掘プラント上でもハリーとA.J.がしていたやり取り。冒頭のシーンでは、勝手に閉鎖した井戸を掘ったA.J.に対しキレたハリーが「(もうしないと)5つの言葉で誓え。」と詰め寄る。ここでの5 Wordsは「I'll Never Do That Again.」

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 そして、ハリーがA.J.の助けを借りに来るシーンではこれを逆にA.J.がハリーに言わせる(結局ハリーは呆れて何も言わないが。)。ちなみにA.J.が提案した5 Wordsは「A.J.…I'm Sorry and I Love You.」。たぶん「A.J.…」の部分は呼びかけなのと、「and」は単なる接続詞なので数に入っていない。とまぁ、前半パートではいささかくだらない両者の掛け合いだが、これは重要だ。後で抜群に効いてくる。

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 そんなこんなで、チームが招集され、NASAの一室でハリーの口から現状が説明される。唖然とし絶望するメンバー。ハリーは彼らに問う。「(国が)俺たちに”世界を救ってくれ”と。”ノー”と言えるか?」 まず口を開くのは、ハリーの右腕的・相棒的エンジニア、チック・チャップルだ。

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「俺はこの20年、あんたに”ノー”と言ったことはない。…行くよ。」


 これは最高に格好いい!チックがギャンブル好きで、妻と離婚し、子供には顔も知られていないからと言って、彼が大事な決断を人任せにする優柔不断なダメ男などと考えてはいけない。彼は、誰よりもハリーを尊敬し、そして心からハリーを気に入っている。だから、ハリーが行くなら自分も行く。ハリーの決断が仮に間違っていたとしても、自分が気に入った男の決断なら後悔などしないからだ。

 このチックの台詞は、彼とハリーの関係を端的に表現するとともに”漢の魂”をシビれさせる最高のフレーズ。もちろん、宇宙に飛び立つ前にチックが別れた妻を訪ねるシーンもいいが、個人的なチックのベスト台詞は、ハリーに対して宇宙行きを表明するこの返答だ。

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 もう1つは、もちろん”動物クラッカーのドキュメンタリー番組”のシークエンスだ。スペースシャトル発射予定日直前、外出を許可されたチームメンバーは、みな思い思いの場所で羽を伸ばす。A.J.はグレースと車で草原へ。地面に寝そべり動物クラッカーを食べる2人。ここで、チーターに追われたガゼルがグレースの極上ボディ上を所狭しと逃げ回る”ドキュメンタリー番組”が始まる。北へ逃げるとこんもり高い山、南へ逃げると…。確かに、男なら誰もが直面する難しい選択だ。しかも、舞台はリブ・タイラー。ガゼルがずっと南へ下っていき…「続きは来週。」

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 もっとも、筆者は別にこの”エロ・ディスカバリーチャンネル”に心打たれたのではない。このシークエンスで最高に格好いいのは、この直後だ。「ねぇ?」グレースがA.J.に問いかける。

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「世界のどこかで私たちと同じ事をしてる2人が?」


 これに対するA.J.の返答こそが、筆者の思う本作ナンバー・ワンの名言。

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「いてほしい。彼らを救うための仕事だ。」


 もはや賞賛の言葉すら不要。歌え歌え!ドワナクローズマーアーイズ!!
 ちなみに原語だとこうなる。

 Grace:「Baby, do you think it's possible that anyone else in the world is doing this very same thing at this very same moment?」

 A.J.:「I hope so, otherwise, what the hell are we trying to save? 」

 こうしてみると、日本語訳がほぼ直訳だったことが分かる。しかもそれでいて格好良さを阻害しない、いや、それどころかより端的かつヒロイックな仕上がり。翻訳家グッジョブ!

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 そして、ここで思いを馳せてもらいたいのは、冒頭に登場した小惑星の第一発見者カール(ジョン・メイホン)とその妻ドティの熟年夫婦。大げんかばかりして冷め切っているように見えた2人だが、トルーマンとの電話でカールは第一発見者の権利として小惑星の名前を”ドティ”にするよう希望する。これを聞いてうれしい驚きを隠せないドティ。もっとも、カールはこのように続ける。「執念深い女だ。誰も逃げられない。」 呆れるドティ。しかし、このときのドティの表情は、カールに対して心底怒ったり愛想を尽かしたりといったものではない。言うなれば”全く、仕様がないわね、うちの旦那は。”といった感じだ。これはこれで熟年夫婦の”愛”の形と言えるのかも知れない。

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 とにかく、A.J.が言う“彼ら”には当然カール、ドティ夫妻も含まれ得るということを付言しておく。

<中盤パートについて>
 次に、中盤パート。ここで言いたいのは、このパートの”ストーリー上の不必要さ”。そして、その反面、このパートの”マイケル・ベイ映画における必要不可欠さ”である。

 まず、前者については、本作をご覧になったほとんどの人が同じ感想を持つのではないだろうか。月周回によるスイング・バイを控え、燃料補給のため一時ロシアの宇宙ステーションに立ち寄るハリーらは、そこでなんやかんやトラブルに巻き込まれ、案の定大爆発が発生する。これは明らかに不要なパートだ。

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 確かに、この宇宙ステーション爆破の結果、NASAチームに急遽加入することになったレヴ・アンドロボフ(ピーター・ストーメア)は、その後、アルマジロのスラスターを直したり、フリーダム離陸の際にエンジンを直したりとしっかり活躍はする。しかし、そのどちらにしても、A.J.やロックハウンド(スティーヴ・ブシェミ)で代用可能だろう。よって、やはりこの中盤パートは、ストーリーテリング上の必然性が全くない。

 しかし、忘れてはならないことは、本作がマイケル・ベイ映画だということ。前述した通り、マイケル・ベイ映画とは”序盤-スピーディな展開で盛り上げる、中盤-急激な中だるみ、終盤-ベタベタに熱い展開で再度盛り上げる”というスタイルが定番だ。よって、本作をマイケル・ベイ映画として観るなら、ただただ無駄なパニックと無駄な爆発が描かれるこの中盤パートも意味を持ってくるし、むしろ”緩急”の”緩”として必要不可欠なパートだと言えるだろう。

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<後半パートについて>
 ハリーらが小惑星に到達してからラストまでの後半パートにおいて、やはり一番燃えるのは、A.J.らのアルマジロがハリーらの下に辿り着くシーン。小惑星着陸前からすでにA.J.らが乗るインデペンデンス号を失い、いざ掘削を開始したところわずか3メートルでドリル破損、その後も変圧器が故障したり、米大統領(スタンリー・アンダーソン)の指示でウィリアム・シャープ大佐(ウィリアム・フィクトナー)が穴を掘らずして核爆弾を爆発させようとしたり、ロックハウンドがクレイジー過ぎる一面を覗かせたりと、ハリーらの掘削作業は困難を極める。そして、ダメ押しとして、フリーダム唯一のアルマジロが搭乗者であるマックス・レンナート(ケン・キャンベル)とともに小惑星からのガス噴射で宇宙の彼方へ消えてしまう。

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 絶望するフリーダム号のクルー。と、そこに何やらタイヤ音が。気付いたハリーが辺りを見渡すと、そこには…40キロもの行程を移動してきたインデペンデンスのアルマジロの姿が!「Yeah!」 熱いシーンだ!降車したA.J.が一言。「Hey, Harry. You miss me?」 歓喜するハリーは、A.J.に対してこう叫ぶ。

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「お前に言いたい言葉は5つ!」
(A.J., l got just five words for ya.)

「お前…に…会え…て…うれ…しい!」
(Damn glad to see ya, boy!)


 そして、A.J.の「That's six words.」

 …やっぱり最高のシーンではあるのだけれど、なんだかハリーが息も絶え絶えといった感じにみえる。でもこれは仕方ないぞ、翻訳家ドンマイ!とはいえ、例えば「お前に、また、会えて、本当に、うれしいぞ、A.J.!」とかで6文節ということにはできたのではないだろうか。まぁ字幕は字数制限があるから難しい。とにかく、前半でのやり取りを終盤ここイチの盛り上がりに持ってきた脚本の素晴らしさ!完璧だ!

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 後半パートでもう一点見逃せないのが、ハリーの右腕チック・チャップルの格好良さだ。宇宙行きを決める際には、20年ハリーに”ノー”と言ったことはないから、という非常に”粋”な理由で参加を表明した彼だが、後半パートにおいて、核爆弾のリモート起爆装置が故障、誰か1人が小惑星に残り起爆しなければならない、という展開で初めてハリーに反対する。クジで誰が残るか決めるという案が提案されるが、ハリーは自分が残ると主張。ここでチックが反旗を翻す。

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「それは許せん。」


 正直大したシーンではないのだが、チックがただのイエスマンではなく、やはり心底ハリーを気に入っているということが分かる場面なので、筆者は痛く感動した。

 ただ、チック関連で1つ不満なのは、別れた妻と子供のキャラクター。シャトル打ち上げ前にチックが彼女の元を訪れるシーンでは、ちゃんと別れた旦那に冷たい態度をとっている。しかし、いざ打ち上げの際、テレビにチックが映ると、一緒にいる子供に「あれはあなたのパパよ。」などと言ってしまうのだ。しかも、チックが小惑星で奮闘している間にせっせと母親から教え込まれたのか、地球に帰還したチックに対し人生2度目の出会いにも関わらず無邪気に飛びつく子供。そしてその様子をめちゃくちゃうれしそうに見る母親。

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 現金過ぎるやん!これでは本作”最高の右腕”チック・チャップルの帰還を素直に喜べない!そんな現金な女とよりを戻すくらいなら、いっそのことロックハウンドのようにストリップバーのショーガールとくっついたほうがマシだ!!とまで思ってしまう。なお、筆者はもちろんストリッパーを馬鹿にしているわけではない。むしろ大好きと言っていいだろう。1ドルで背中を叩いてもらったこともある。

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 ちなみに、A.J.とグレースの結婚式でグレースがトスしたブーケを見事キャッチしたのは他でもないロックハウンドの恋人のストリッパー。ロックハウンド帰還時、NASAまで出迎えに来ていた彼女だ。これはエンドロールで映っているので是非確認してみてもらいたい。

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 さらにちなみに、『SAW』シリーズのアマンダ役で一躍有名になったショウニー・スミスが、ロックハウンドからダイヤの指輪をもらう女性役でちょっとだけ出演している。

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 さらにさらにちなみに、監督のマイケル・ベイ自身が、NASAの科学者としてこっそり出演している。スペースシャトル大破を受けててんやわんやのNASAにハッブル宇宙望遠鏡から小惑星の写真(4枚合わせて大きな1枚になるやつで、赤外線で撮ったっぽいやつ。)が送られてきたシーンで、その写真を見て「こいつはデカい…」と驚く科学者の一人である。

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点数:99/100点
 随分長々と書いてきたが、まだ色々と書くべきシーンを飛ばしている気がする。思い出したらまた加筆修正していくことにしよう。とにかく、誰に”ミーハーだ”とか”ガキっぽい”とか”薄っぺらい”とか”ストリッパー好き”とか言われようが関係ない。緻密かつ繊細でミスや矛盾点が無く深淵にして崇高なテーマ、そんな高尚なSFを観たいなら、この星には『2001年宇宙の旅』がある。”小惑星衝突という地球滅亡の危機に一介の石油採掘屋が立ち向かう”という魂が燃えたぎるプロット、単純明快な脚本、しかしそれでいて粋な台詞の数々、そして、これでもかと詰め込まれる”無駄な”爆発シーン。SF好き、男のドラマ好き、粋なアメリカン・スタイル好き、マイケル・ベイ好きな筆者にとって、本作はやはり紛れもない大傑作だ。

(鑑賞日:2012.4.18)

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