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27
2012

[No.80] ウェン・ユー・ラブ・サムワン(When You Love Someone) <52点>

When You Love Someone

キャッチコピー:unknown

 向かいのホーム、路地裏の窓、そんなとこにいるはずもないのに…。

三文あらすじ:物思いにふける1人の男。彼は歩き出す。野を越え川を渡り、思い出から遠ざかるために・・・

<本編(5分52秒)>



~*~*~*~

 
 非常に対照的な恋愛ショートフィルムを2本紹介する。まず本作は、極めて辛気くさい男のお話。説明はほとんど無し。なにやらオシャレでナイーブな雰囲気漂うショートフィルムである。

 空き地で1輪の野花を見つめる主人公は、次のシーンで小高い丘の上に居る。かなり緊張した面持ちで誰かに電話を掛けるのだが、これはおそらく”元カノ”だろう。ブチられたのか、それとも自ら切ったのか、結局相手と会話することなく電話を切った彼は、イヤホンで聞く音楽を選曲。

 まず1曲目に流れるのは、そう、筆者のオールタイム・ベスト恋愛映画『ノッティングヒルの恋人』における主題歌『She』だ。もっとも彼はすぐ次の曲に変えてしまうので、流れるのは冒頭のこの1節だけ。

 「She…May be the face I can't forget.」

 辛気くさいやっちゃなぁ…。まぁしかし、これで彼はやはり元カノのことを忘れられないということが分かる。

 そして、彼は歩き出す。希望に満ちた軽快な音楽に乗せて。歩く間に思い出す彼女とのデート風景は、実際彼が歩いている風景と非常に対照的だ。彼女と2人で歩いたのは海沿いの道だったが、彼は今1人で山の中を歩く。服装も、前者ではハード・ロック・カフェのTシャツにサングラスだったのに対し、今はかなりアウトドアなスタイルだ。このシークエンスでの彼は、歩みを進める度にどんどん過去の思い出から遠ざかっているように感じられる。表情も清々しい。頑張れ、失恋男!

 そして、彼は広い野原に辿り着く。一面に咲いているのは、冒頭で彼が意味あり気に見つめていたあの野花。不穏な空気…。少しうたた寝をした彼が見たのは…やっぱり彼女との思い出だった。慌てて飛び起きた彼の隣に彼女の姿は無く、呆然とする彼の背中を映しながら終幕。失恋男、立ち直り成功せず

 以上が、筆者の感じた本作のストーリーである。もっとも、非常に説明が少なく、反面多分に余白の多い作品なので、観る人によって様々な解釈が成立し得るだろう。そもそも、彼は彼女にフラれたのか、それとも彼女が死んでしまったのかも不明。まぁ、恋人の死も広義では失恋に当たるだろうが、そうであれば筆者の彼に対する激励の仕方も幾分変わってくる。また、ラストの野原で彼が見る夢が、彼女と過ごした過去の思い出なのか、ここで彼女とイチャイチャしたいなぁという彼の願望なのかも不明。まぁ、この点に関しては、冒頭の野花を見つめるシーンからして前者の可能性が高いと言える。

 とにかく、極めて個人的な感想を言わせてもらうなら、こんなにナヨナヨした野郎はキライ。”When You Love Someone”などと一般化しないでもらいたいものである。やっぱ頑張れ、失恋男!

点数:52/100点
 という風に、デリカシーの無い筆者は本作のナイーブな主人公が大嫌いなのだが、中には彼の繊細な心情に痛く共感する人もいるだろう。もし筆者と同様の感想を抱いた人は、次回紹介するショートフィルムに並々ならぬ期待を抱いて頂いて構わない。

(鑑賞日[初]:2012.4.27)










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